独身時代、すごく良い香りの同僚がいた

彼女は美人で、魅力があって、羨ましくて憧れてるけど…、好きにはなれなかった

彼女に影響を受けて、香水にはまった時期があった

自分から良い香りがするのが面白くて

女子力が上がったような気がして

嬉しかった。香水を探すのが好きだった

くぅを妊娠した。匂いに敏感になって、しばらく香水のことなんて忘れてた

良い香りのしない自分

職場では何だか落ち着かなかった


くぅが生まれた

妊娠期間は、苦しかった

出産も、苦しかった

生まれたくぅは、ミルクの匂いがした

小さな小さな指をしてた

小さな小さな唇で、一生懸命に、出ないおっぱいを吸っていた

幸せだ、と思った

ミルクの匂いのする赤ちゃんを、抱きしめて

本当に、幸せだ、と思った

ミルクの匂いが、愛おしかった

今もまだ、くぅからミルクの匂いがする

いい匂いだ

この匂いを嗅ぐのが大好き

この匂いが、私をたまらなく幸せな気分にさせるから

苦しいことも辛いこともあるけど

このミルクの匂いを嗅いでいるだけで、やっぱり幸せだと実感出来る

くぅ、ママのところに生まれてきてくれてありがとう