梅雨祭と言う名の絵茶会するよー!
詳しくはメッセージボードのリンクをご覧下さい。
本当企画ありがとうございます・・・!><
晩はエルさんとこの絵茶室になるのかな?
一応貼っておきますねーエルさん宅絵茶室はこちら。
なんか痛い文が出来たのでうpってみる^p^
小説とも何とも言えない気がする。
台詞が多くなってしまうのは許してくれ!((
ちょと暗め?なお話かもしれません。
転載とか著作権侵害なことはやめてね!
自己満足ですが何か。
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「誕生日、おめでとう!!」
7度目の誕生日。
そして、あの子がやって来た。
「私、7歳になるんだ…」
少女はその子を抱えて、言う。
「ミュウ、ずっと一緒だよ」
その子の誕生日も、少女と同じ日になった。
最初はその子に名前なんて無くて。
誰もが“ミュウ”と呼んでいた。
一応少女が名前を付けたけれど、その名前も定着しなかった。
そうして名前の登録はしたが、覚える者は少なかった。
今となっては存在すら知らない者が多くなっている。
それから数年後の、12月下旬。
「ねぇ、姉ちゃん。ミュウワールドってどんなとこ?」
「そうやねー…ボク達ミュウの、楽園かな」
2匹のミュウの姉妹の会話だ。
そこはミュウワールドでない、異国の地。
「楽園かあっ。いいなー私も行ってみたい!」
「あはは、お前はもうちょい大きくなってからやな」
「みゅー!あんま子ども扱いしない!」
姉妹は笑い合う。
「…ところで姉ちゃん。次はいつ帰ってくるの?」
しょぼんとした顔を見せる。
姉は、そんな妹の頭を優しく撫でた。
「そんな顔すなや。大晦日こっちで過ごせへんし…元旦、新年の挨拶しに帰ってくるわ」
「本当!?」
「本当本当。んじゃボクはそろそろ行くし。よいお年を」
「うん。よいお年をー!」
その時妹は、姉が嘘をつくことになってしまうのに気づいていなかった。
「誕生日おめっとさん、梅雨」
「ありー…ミュんが祝ってくれるなんて珍しい」
「別に」
時は流れ、現代。
ミュウ♀寄り・ミュんは管理人・梅雨の元を訪れていた。
『自信作?ううん、失敗失敗』と言うがかなり美味しそうなケーキを持って。
「もう7年になるんやね。…“あの人”はまだ見つからんの?」
「まだ言ってんのか。あいつのことはもう忘れろ」
ミュんの言葉に対し、梅雨は呆れた口調で言う。
「ふん、よう言うわ。目星くらいついてるんやないの?」
「忘れるつもりはないってか。しゃーないね」
梅雨が弄っていたパソコンの画面に、一枚の写真が映し出される。
「!これは…お前、分かってて雇ったんやないやろな?」
「さあね」
「…まぁええわ。ちょっくら調べてみる」
「ミュん」
「何や」
ケーキをテーブルに置き、振り向く。
立ち去ろうとするミュんに、梅雨が声をかける。
「深入り、すなよ」
「あいあい」
手をひらひらを振って、“妹”は梅雨の家を出た。
この後、ミュんは闇の世界へ足を踏み入れることになる。
もう一人の自分を救うため。
そして、自分の探しものを見つけるために。