訪問美容について考えてみる | 横浜大口商店街 美容室ロディーナ代表 吉川光洋のブログ

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こんにちは!
横浜市の大口でロディーナって美容室をやっている吉川光洋です。
このブログは美容室経営者の視点でのボクの考え方、お店やスタッフに対する思い、あとは好きなコトを書いてます
このブログを見てくれた人にボクの事が伝わればいいなって思って書いてます


こんにちは
美容室ロディーナ代表のキッカワです

昨日、今日と連休を頂いています
って言っても昨日はある講習会に参加してきたんですけどね

以前から気になっていた
「訪問美容」の講習会に行ってきました


訪問美容講習会

訪問美容に感心を持ったのはもう10年以上も前になります

まだまだ駆け出しのスタイリストだった頃、ボクの事をかわいがってくれていた北海道の訛りが少し残るおばあちゃんのお客さんがいました

当時で80歳位だった記憶があるから、もし存命していらっしゃればかなりの高齢になります

すごく元気な気の強いおばあちゃんで、ボクやアシスタントの為を思って厳しく言ってくれたりと、お店の事を本当に好きでいてくれてるのが伝わってくる、愛情の溢れたおばあちゃんでした

そのおばあちゃんは1ヶ月から1ヶ月半に1回のペースでカット、パーマ、ヘアマニキュアをしに来ていました

ちなみに、
髪の色はもちろん紫ね

歴代の店長さん達が今まで担当してきたようなお客さんだったから、駆け出しのボクが担当してもいいのかと思ってカットさせてもらったのを憶えています


ある日、ふと気がつくとそのおばあちゃんは2ヶ月半位来ていないのに気がつきました

おばあちゃんのお嬢さんも担当させてもらってたので、たまたまタイミングよく来店されたので聞いてみると、体調を壊して入院してるとのこと

お嬢さんの「たいしたことはないよ」の一言に安心したものの、高齢なので心配でした

案の定、退院してご来店された時は
杖をつきながら、お嬢さんに手を引かれてご来店してくれました

今までのしゃきしゃきした気の強さはなくなり
一気に体までが小さくなったかのように思えるほどの変わりようでした

いつも通りカットとパーマと紫のマニキュアをして
帰るときはいつもの元気なおばあちゃんに少し戻った気がしました

入院以降、
歩くのも大変なのにお店に来てくれていたけど
ボクが別のお店に移動になる時に、さすがに電車にのっては来れないと思ったので、後輩のスタイリストのお願いしてきました

もし、あの時
訪問美容の事を知っていたら、そのおばあちゃんともっと長いお付き合いができたかなって思う

それは売り上げとかそういうのではなく
そのおばあちゃんが好きだったから

多分、そのおばあちゃんもボクの事が好きだったと思う


大好きなお客さんとずっと楽しい時間を過ごしたいから

大好きなお客さんがお店に来たくても来れない状況になった時でも、ずっとお付き合いしていきたいから

その一つの方法がボクの中では訪問美容だったんです