航空機の部品脱落437件…国内会社で8年間  社会  読売新聞(YOMIURI ONLINE)

2016年11月16日

http://www.yomiuri.co.jp/national/20161116-OYT1T50064.html

飛行を終えた航空機から機体カバーなどの部品がなくなっていたケースが、2009年度以降の8年間で、437件確認されていたことが国土交通省の調査でわかった。
 
一部は飛行中に落下した可能性があるという。

調査は、国内の航空会社を対象に行われた。なくなっていたのは、機体のカバーやゴム部品などで、面積が1000平方センチ以上、または重量が1キロ以上だったケースも64件あった。飛行中や離着陸時に部品が落下したり、はがれたりしたとみられる。

同省は現在、羽田空港を発着する国際線について、都心上空を飛行する新ルートを新設し、20年までに年間発着回数を現在の9万回から、最大12・9万回に増やす方針を示している。同省担当者は「空港近隣の住民にも安心してもらえるよう、航空会社に整備点検の徹底を促したい」としている。

2016年11月16日 16時47分 Copyright © The Yomiuri Shimbun