2021年になんちゃらって偉いグループが
猫アトピー性皮膚炎と呼ばれている疾患を
猫アトピー症候群（feline atopic syndrome)FASを基盤とした皮膚疾患
すなわち猫アトピー性皮膚症候群（feline atopic skin syndrome)FASS と改めました。
最新情報をもとに診断ガイドラインが作られました。
FASとは皮膚消化器および呼吸器を含む
非常に多様な臨床徴候を特徴とする一連の過敏性疾患を包括した病態として定義づけられています。
FASはその臨床徴候の違いによって代表的な３つの疾患
すなわち皮膚症状を主体とするFASS
皮膚症状以外に消化器症状を伴うことの多い猫食物アレルギー（feline food allergy)FFA
呼吸器症状を主体とする猫喘息が含まれ
これらは関連しあって発症するとされています。
特にFASSは一番起こりやすいとされています。
単独で発生するというよりか
消化器症状を併発していたり
より特徴的な皮膚症状（蕁麻疹や痒みのないできものを伴う）を示す子が多いんじゃないかと言われています。
FASとF FAはいずれも皮膚症状を伴いますが
同じく類似の皮膚症状を示すノミアレルギー性皮膚炎の併発も多いことから
FASSと食物アレルギーを診断する上で
しっかりノミアレルギー性皮膚炎の除外をしなさいとされています。
