34歳軟弱獣医師爆誕 | みなとまちアニマルクリニックの「裏」ブログです。

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こんにちは。こちらは「非公式」ブログです。書いている内容は、あくまでも著者の一意見であり、賛否のご判断はお任せします。読み飛ばす程度に呼んでください。僕は自戒のつもりで書いてます。

 

僕が起業したのは29歳の時。

 

26とか27の公務員時代なんかは割と最近のことのように思い出すんですが

 

例えば県庁とか見ると

 

ああ今日も残業してるなとか窓みると思ったりするんですね。

 

動物病院を開いてからは何というかほとんど記憶にございません。

 

超絶悔しいことが75%、悔しいことが15%、嬉しいことが10%

 

そんな配合で構成されております。

 

凄く細かい記憶。

 

AちゃんやBちゃんのことは一人残らず覚えているんですけどね。

 

全体を通して見ると輪郭がかなり曖昧なんです。

 

あれ?俺気絶してたっけ?みたいな。

 

最近になってやっと仕事と真正面に向き合えるというか

 

一種のフロー状態になってきた(というかそういう状態に持ち込める)ように思います。

 

先住民族のマオリ民族にはMANAという価値観があるそうです。

 

通過の代わりにそれを受け取って生活していた。

 

MANAは日本語にすると徳とか品位です。

 

産まれながらにMANAはマックスまで補填されています。

 

利己的な行いを重ねるごとに失いますが、

 

利他的な行動をとるとMANAは補填されます。

 

give&take ではなくてshare &shareなんですね。

 

だからこそ先住民族は資本主義社会に馴染めなかった。

 

でも仕事というのはこういう解釈でいいんだと思います。

 

ジャックアタリは

 

利他主義こそが最も合理的な利己主義だと話しています。

 

shareするために稼ぐ。

 

自分にshareできて喜んでもらえるならそれでいい。

 

仕事を支配しているお金というのは

 

ある意味では感謝や愛の化身です。

 

じゃあshareした結果に得たそれらは無機的なものではなく

 

有機的なもので,どう使うかに価値がある。

 

だからshareするために使えばいい。

 

ジャックアタリのいうとおり、おそらくは

 

周り回って自分のところに大きくなって戻ってくる。

 

give&takeは疲れます。

 

持続可能性のカケラもない。

 

楽しみながら、僕にできることを

 

精一杯届けたらいい。

 

仕事というよりは遊び心だから本気でできるわけです。

 

遊び心だから大胆なことができるわけです。

 

250万年ある人類史(正確には違うかもだけど)の中で農業革命が起きたのはたった1万2千年前。

 

それまではずっと狩猟採集して生きてきたわけです。

 

ライオン見れば分かるとおり、1日のうちのほとんどをダラダラ過ごしていた。

 

農業革命、つまりは仕事の始まりです。

 

ユダヤの祭日、キリストのミサで土日休みに

 

管理しやすいから24時間を3等分しようと8時間労働になったのは

 

産業革命が起きた200年前以降。

 

人類史を圧縮すると本当に1秒前に満たない時間です。

 

僕らのデフォルトの有機体は250万年前からほとんど変化していないわけで

 

そら身体や心が追いつかなくなるのも当たり前です。

 

だからメリハリつけて働こうと思うわけです。

 

ダラダラ我慢しながら低いパフォーマンスで働くよりは

 

シャキッとその時間は。という働き方に数ヶ月前に変えてから

 

すこぶる調子がいい。

 

普通に長期休みたいときは休めばいい。

 

長期スパンでみたら、いやいや短期スパンでも

 

パフォーマンスが全然違います。

 

何のためにとか誰のためにとかじゃなくて

 

自分のしたい仕事を楽しむ。

 

やりたいことをする。

 

ガラケーにしたのも有効でした。

 

さて病院も新しくなり、心身共に新しくなった気がします。

 

本当に皆様のおかげです。

 

僕も僕にできることでshareをしていく。

 

多分もっといい病院になっていきます。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

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