朝ドラ『らんまん』第21週の話 その2 | 星野洋品店(仮名)

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とある洋品店(廃業済み)を継がなかった三代目のドラマ感想ブログ

みえ叔母さんの料亭では、投扇興(とうせんきょう)というお座敷遊びが行われていました。枕と呼ばれる木箱の上に載せた的(蝶)に扇子を当てて、落ちた蝶と扇子の姿の面白さによって点数を競います。蝶が床に立ったり、扇子の上に載ったりすれば加点、扇子が蝶に当たらなかったり枕を倒したりすると減点、って感じです。

 

投扇興

 

第21週サブタイトルはノジギク。西日本の海沿いの地域に自生するキクです。日がたつと花弁がピンク色を帯びてきます。この手の小菊の類は種類が多く、各地に固有の種があり、種間雑種も多いので同定が難しい。寿恵ちゃんの菊を高知産かと聞いた岩崎弥之助、スゲーな。

 

ノジギク

 

菊くらべは出来レースで売れっ子芸者さんが勝ちましたが、寿恵ちゃんの菊は岩崎弥之助の心を動かしたようです。300円で買い取ってくれるとは、さすが三菱財閥。これでみえ叔母さんから借りた100円と合わせて、借金は残り100円。予告によれば、『八犬伝』オタであることがチップ稼ぎに役立つようですが……。