2024年度 大河ドラマ『光る君へ』
藤原道綱役が上地雄輔と発表されました。うん、そんな感じだわ。いや、上地雄輔がアホだと言いたいわけじゃないんだよ。名門横浜高校野球部で正捕手だった人がアホなわけないさ。彼のカラッとした悪びれなさが、道綱役には必要だなと思ってね。うん。
道綱は藤原道長の異母兄。今で言うところの発達障害があったようで、儀式の手順がどうしても覚えられず、小野宮(おののみや)右大臣こと藤原実資(さねすけ)の日記『小右記』で、
「あいつ、読み書きできねぇだろ(意訳)」
とディスられています。
ここまでヒドイことを言われるレベルでも、道綱は最終的に正二位・大納言右大将、現代の企業に当てはめれば平の取締役まで進んでいるので、大したものだと思います。
『小右記』を書いた藤原実資という人は藤原北家(藤原氏の主流派)の中では傍流で、同じく藤原北家の道長とは仲が悪く、道長の兄である道綱を悪く言っていた可能性がありますね。
そういえば、実資役はロバート秋山だそうです。うーん、もうちょっと神経質な感じを想像していたけどな。クリエイターズファイル的なお芝居を期待されてのキャスティングなんだろうか。