『女神の教室』最終章の話 | 星野洋品店(仮名)

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とある洋品店(廃業済み)を継がなかった三代目のドラマ感想ブログ

 

 

うん、尾上松也が出てきた時点で、ただの〈心優しい刑事〉なわけがないとわかってたよ。あれこれこじれた末に、誤って本多忠勝を刺してしまいました。後鳥羽上皇さまったら、武闘派なんだから。

 

法律で裁けない悪人を何とかしたいという気持ちはもちろんわかる。でも、個人で裁くことが許されると、いつどこで誰に殺られるかわからない〈万人の万人に対する戦い〉って状態になっちゃうのね。これでは、強い人しか生き残れない。強い人でも睡眠中などの弱い状態があるわけだし。

 

弱い人が弱いままで生きていける社会をつくるのが法の役割です。どれほど法に不備があろうとも、法を無視していいことにはならない。上皇はあらゆる法と秩序の斜め上にいる存在なので、わかっていただけないかもしれんけど。

 

 

刺された本多忠勝こと藍井先生も情けない。戦国最強武将のはずが、転生したら運動不足の文系帰宅部ですか。名槍〈蜻蛉切〉がないとなにもできないんですか。

 

まあ、槍を持ち歩いてたら銃刀法違反ですけどね。どう見ても刃体の長さが6センチを超えてますし。所持したければ警察で許可を取り、運ぶときは鞘と箱に収めて、すぐには使えない状態にしておきましょう。刀剣所持許可証も忘れずに!