【正月時代劇】いちげき の話 | 星野洋品店(仮名)

星野洋品店(仮名)

とある洋品店(廃業済み)を継がなかった三代目のドラマ感想ブログ

【正月時代劇】いちげき (NHKプラス 1/10(火) 午後10:29 まで)

 

大政奉還後の江戸。勝海舟の雑な思いつきで、農民たちがいまさら侍にならされるお話。なかなか面白かった。

 

内容はさておき、仁田忠常殿ことティモンディ高岸宏行が出ています。せっかく剣術を習ったのに、ぜんぶ相撲で解決! 彼らしい役でした。当て書きしてもらえばいい味が出ますね。独立リーグでプロ野球選手になったから、もう俳優仕事はしないのかと思っていたので、うれしい再会でした。

 

「鎌倉殿の13人」第1回でもいいお芝居でした。源頼朝をかくまっていることが伊東祐親にバレて、北条家が合戦の支度をするシーン。うつむいて北条宗時に鎧を着せてやっていた仁田殿は、小四郎が持ち帰った情報を聞いてハッと顔を上げ、つづいて宗時の顔色をうかがう。

 

演出家に教わった通りに動いただけなんだろうけど、言われたことを言われた通りのタイミングで再現できるのは度胸があるからでしょう。正直、ティモンディのショートコントで笑ったことは1ミリ秒たりともないけど、舞台俳優を目指してみてもいいんじゃないかな。