利休梅 | 風の日は 風の中を

風の日は 風の中を

~職場や学校で不安感に悩んでいる方へ~
「不安とともに生きる」森田理論をお伝えしたいと思いブログを書きはじめました。
2011年9月からは、日々感じたこと、心身の健康などをテーマに日記を綴っています。

この画像は『利休梅』


近くの公園で撮影しました。
風の日は 風の中を-130331_150920.jpg


清楚な印象の白い花です。

花びらが大きく、「梅」に見えませんね…

「利休」というと、天下一の茶人・千利休が、頭に浮かびますが、この木と関係あるのでしょうか?


千利休が愛用した棗(なつめ・茶道具)には、梅が描かれており、それを利休梅とよぶ話はきいたことがあります。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

前記事にかいた茶室は、ビルの中にあります。

ビルの上階にあるのに、待合の雪見障子からは、庭が見えます。(ビルの中に庭がつくられているのです)


気違い☆お茶会に一緒に参加した友人は、この庭をよろこび、「来てよかった!おちつくね」と言いました。


茶室で「おちつく」という言葉で、思い出されるのは、やっぱり、千利休。


織田信長、豊臣秀吉、ふたりの天下人につかえた利休。


ひとたび茶室に入ると、身分の上下はなく、おなじ人間として茶の時間を過ごす。そのことを、秀吉ですら、利休から学んだそうですが…。

しだいに秀吉との関係が悪化、さいごは死罪となりました。


秀吉の使者が、「切腹せよ」の命令を携えて、利休のもとにやってきた時、いっさい取り乱すことなく、

「茶室でお茶のしたくができております」と言ったそうです。

さいごにたてたお茶は、使者をもてなすお茶だったのですね


和敬静寂の千利休。

黄金の茶室(権力誇示)の秀吉。

茶の湯の心において、相容れないものが、あったんでしょうかね~


画像の「利休梅」、ちょうど利休忌のころに開花するので、この名前という説があります。