物語を書く。遺書。 | Suitably fine

Suitably fine

湊渡蓮です。歌手です。
活動は公開生放送、ニコ生、ツイッターが主です。
作曲を頑張ってます。
作曲は無理でした。
ドラマ出たり映画出たりライブやったりしてます。

2020年(予定)インディーズデビューします!!!

悲しみは終わらない。
悲しみは続く。
希望なんてなかった。
命絶てば開放されると信じて毎日過ごしてた。
思い返せば何度も失敗して生かされている毎日で、楽しいこともなかったし、本気で笑える日なんてなかった。

貴方が居なくなってからという毎日が悲しくて、切なくて、苦しくて。
貴方が居たらきっと悲しみはなくて笑顔で溢れる毎日だった。
突然貴方を奪った鉄の塊は見るだけでおぞましい。

あの日大人しく一緒にいたら。
あの日喧嘩さえしなければ。
あの日に戻れたなら。

そのことばかりで私はいつもいつも悲しみに溺れていた。どうしてだろう。
貴方を追いかけて行きたかった。
でも助かってしまうの。
バーコードのような模様の腕。
痣になった首。
貴方を追いかけていたのに
涙は枯れてしまったはずなのに
死のうとすると溢れだしてくるの。

あれから3年。
貴方を想いながら私は生かされています。
いつも追いかけること忘れないでいます。
でも失敗に終わるの。
貴方が居たらこんなに、苦痛じゃないのに。
愛しています。
貴方をずっと。
追いかけていきます。
何度失敗しても。
いつかそっちへ行きます。
できるだけ早めに。

高い所から飛べば貴方に会えるかな?
あれから、3年間お母さんが心配して週一回うちにきます。
「あなたはいつ死んでしまうかわからないから」といつも言っています。
お母さんが来た時はいつもお母さんが作ってくれたご飯を食べて寝ます。
お母さんは苦痛を開放してくれる時があるんだよ。
でも帰ってしまうとまた悲しくなってそばに行きたくなるの。
実家に戻ろうって思った。
でも、この家には思い出が詰まっているなら。
貴方と過ごした夜。
貴方とゲームした日。
貴方と…。
縛られているみたい。
もし逝くなら、この部屋で逝きたい。
思い出に浸りながら貴方のそばへ。

今日逝きます。
貴方へのラブレター持って。
お母さんがすぐ来てしまうから早く逝かなきゃ。
逝ってきます。



カーテンレールに括りつけられたネクタイに首をかけ、椅子をける。
意識は薄らいでいき、やがて深い眠りについた。