坐骨神経痛は症状名で原因名ではありません

坐骨神経痛は、症状名で原因名ではありません。

坐骨神経痛とは、一般的に下肢にしびれが出る症状に広く使われる名称で、どこかで坐骨神経を圧迫しているのではないかと思われるときに使われます。

その原因は様々で、腰部のヘルニアや狭窄、臀部の梨状筋などによる圧迫など、いろいろな可能性が考えられます。

ご自分である程度、生活のなかでどのようなタイミングで坐骨神経痛が出やすいのか判断しておくと、整体やカイロプラクティックなどにご来院頂く際、鑑別の手助けにもなりますしご自分でも対処法などをみつけることに役立ちます。

坐骨神経痛の原因鑑別に役立つことを、いくつかあげてみます。

まず、中高年の方に多い坐骨神経痛の一つとして間欠性跛行が出るパターンです。

間欠性跛行とは、５～１０分と歩いているとだんだんしびれが出てきて、一度靴ひもを結ぶような恰好でしゃがむとしびれはなくなり、また歩き始め５～１０分と歩くとまたしびれるといったパターンがでしびれが出ます。

この場合、脊柱管の狭窄による坐骨神経痛が考えられます。

次に、うつ伏せで寝ている時に足を閉じているとしびれるが、足を開いて寝るとしびれが軽減するパターン。

この場合は、臀部の筋肉、梨状筋などによる坐骨神経痛が考えられます。

次に、若年層でギックリ腰のように急に腰を痛めた後から足にしびれが出始めた場合には、腰部の椎間板のヘルニアによる坐骨神経痛が考えられます。

整体院に来院された際には、しびれの症状がうまく再現されない場合も多々ありますので、家では普段このようにすると坐骨神経痛が出るとか、このようにすると楽になるなど何度か試して頂き来院して頂くこともより、正確に原因をつきとめることに繋がりますので試してみて頂けたらと思います。




坐骨神経痛のご相談も、千葉県船橋市のＭＩＮＡＴＯカイロプラクティック西船橋駅前整体院へ