妻のうつ病が良くなって、
精神科への通院と服薬が終了してから4年が経ちました。
今日、妻のほうからも話があって めずらしいなぁと思ってしまいました。
うちは、うつ病の治療中も寛解してからも
うつ病のことについてはあまり話し合ったことはなかったですね。
足並み揃えて、『どう治していいこうか?』 という話もしたことはなかったかな。
だから、こうじゃなきゃ。というのは別にないかなと思います。
1つにまとまらなくても、1つにまとめようとしなくても
そこに行く道は色々ありますよね。
今日は自分が一番辛かったときの話を少し書きます。
何度か書いていたことがあるのでお付き合いが長い方は知っているかもです。
自分が一番辛かった時期は
妻がうつ病で動けなくなってしまって、
お義母さんが脊髄の一部が潰れて寝たきりになってしまって、
お義母さんのサポートをしていたお義父さんが癌になってしまって、
自分の母親も非結核性抗酸菌症という病気で療養生活になってしまって
不調の父親が母親のサポートをしなければならないことになってしまったことかな。
病弱一家だったわけじゃないんだよね。
ホント普通に健康だった家族ですよ。
妻がうつ病になって、
病気の家族がまた一人また一人って増えていくのはしんどいのですよ。
色々な面で。
お義父さん、末期癌で余命がもうないんですよ。というのはどうしたらいいんだろう。
父親もう限界で倒れそうなんですけど。というのはどうフォローしたらいいんだろう。
両親がそんな状態でも動けない自分自身を責めている妻にどうしたらいいんだろう。
わからないよね。
そんなこと微塵も考えていなかったからね。
うつ病を支えている人に、もう一人増えるかもしれない可能性なんて
誰も言わないでしょ。専門家を名乗っている人だって。
誰も注意する必要もある事を考えさせるようなことはしないでしょ。
誰にだってそういう可能性はあることなんだよって。
もしそういうことがあったときに、どうしたらいいかなんて教えてくれはしないでしょ。
眼中には無いし、想定していないんだから。
そんなこと。
だからさ、注意してね。少し考えておいてね。って言うんですよ。
それ、全部支えている人に圧し掛かってくるんだから。
ある程度 自分自身も守れる見通しが立てられていたら
そのとき少しは楽になるのだから。
お花畑専門家が言っているようなフワフワしたものじゃどうにもならないんだからさ。
何をどう考えようが、気持ちを持とうが、誰に何を話そうが
自分の体も心も一つしかないしお金もどこから湧き出てくるわけじゃないからね。
支えている人も健康な人ばかりとは限らないよね。
自身で病気を抱えていたり障害を持っていたりする人だっているわけでしょ。
そうしたらさ、その人にとって一番良いサポートの仕方なんて同じはずがないじゃない。
でもさ、誰もかれもが口を揃えて同じことしか言わないよね。
家族としてどうサポートしたらいいか。