サザンオールスターズがデビュー46周年の日に新曲と9月の野外イベントへの参加を公表した。
同じ時期、ちょっと悩ましい情報が世に出てきた。
元サザンのメンバーだった大森隆志氏のフェイスブックの情報だ。
更新は2024年6月26日(水)で以下の記事だ。
日刊スポーツに取り上げられました。
「サザンの元メンバーがデビュー46周年、復帰期待の声受け”生きている内に一緒にステージに”」
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=869516908541715&id=100064502417931
さて、上記のリンク、既に消えている。
他のニュースサイトのリンクも全て消えている。
また日刊スポーツで検索をかけても記事は出て来ない。
従って記事の詳細は読めない。
記事が出てから20時間以内のことだ。
以下の可能性が考えられる。
①何等かの理由でニッカン側が自主的に記事を削除した。
②アミューズのサザン担当がこの記事に気が付き、日刊スポーツか大森さんに記事の削除か取り下げを願い出て、最終的に日刊スポーツ側は何等かの条件で受け入れて記事を削除した。
③大森さんがニッカン側に記事を削除を要請した。
仮に②だとしたら、少々不味い。
記事に余程の誤りか人権侵害等が無い限り、表現の自由、報道の自由を侵害する行為になるからだ。
加えてアミューズは上場企業だ。
②を選択した場合、上場企業の行為としてはかなり不適切と言わざるを得ない。
さて、何故記事は削除されたのか?
大森氏は2001年8月にサザンを脱退し、2006年5月11日、覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の現行犯で妻と共に逮捕されている。
仮に彼の犯行がサザン在籍中だったとしたら、サザンオールスターズは解散していたかもしれないほどのインパクトのある事件だった。
大森氏は毎年、サザンの周年記念や各メンバーの誕生日に自身のコメントをフェイスブック上に残している。
なお彼自身は現在、自分のバンドでライブハウスを中心とした活動を地道に行っている様子だ。
さて、大森氏のサザン復帰へのラブコールの記事を、何故全て消さなければならなかったのだろう?
推測を言おう。
あくまでも推測だ。
簡単に言えば、桑田氏が大森氏を絶縁しているからだ。
しかしそのことを大森氏は知らない、という事だろう。
桑田氏は大森氏の現役時代の宗教関係活動や大麻取締法違反による逮捕を含め、様々な意味で未だに彼の経緯について全く許していないということだ。
実際、大森氏は逮捕後の裁判の証言の中で、サザンの現役メンバーである時代においても薬物を使用していたことを述べている。
しかしこの証言は報道等には出てこなかった。
サザンの脱退がどのような理由で行われたかは公になっていない。
表向きは大森氏が自身の音楽活動を極めるためとされているが、彼がソロ活動でやり切れるほどの才能がないのは衆目の一致するところであり、サザンに居た方が明らかにメリットがあるのは明らかで、自身から積極的に脱退したというストーリーは全く腑に落ちない。
過去の日刊ゲンダイのインタビューでも大森氏は、「誰よりもサザンを愛していたのは自分です。その自負は強烈に持っています。どうして自分から愛するサザンを脱退しなければいけないのですか?」と語っており、これをそのまま受け止めれば、サザン脱退は自分の意思とは違ったということだ。
それでも脱退をすることになったのは、厳然とバンドの主導権を持っている桑田氏と事務所側の決断の一致に他ならないだろう。
今回の件で、大森氏には未だにサザン復帰への未練があるのだろうと思われる。
しかし大森氏のサザン復帰へのラブコール記事が速やかに削除された件から推察できるように、事務所のアミューズは、このメッセージをを桑田氏の見せたくなかったと考えるのが自然だろう。
何故見せたくないのか?
桑田氏が大森氏を絶縁しているからだろう。
もっとハッキリ言えば、嫌悪していると言ってもいいだろう。
従って大森氏のラブコールがメディアで拡散されることは、サザンの46周年記念の活動に水を差すだけでなく、桑田氏へのノイズとなり邪魔なのだ。
大物アーティストのサザンの事務所としては対処を考えざるを得なかっただろう。
少なくともこの記事は速やかにネット上から回収され、削除され、閲覧不可になったので、事務所の手際は良かったように見える。
しかし上記したようにそれをしたとしたら、本来的には不味い
そう言えばサザンの新曲「恋のブギウギナイト」。
サザンファンの方々は、どう感じたのでしょうか?
私には音符が1つも心の中に残らない感じの曲でした。
弘法も筆の誤り、ということだろうか?