ある意味で政治的天才と言っていい。

褒めている訳じゃないが事実だからだ。

 

自分がスポットライトを浴びて優位な立ち回りをするために生きているような人間と言っていいが、これまでそれを現実のものとしてきた。

 

その彼女に不確定要素が発生している。

飯山陽(いいやま あかり)氏の出現だ。

2024年4月下旬、東京都15区は補選を行う。

飯山氏はこの15区から日本保守党の正式候補として出馬表明をしている。

 

実に興味深い立候補だ。

 

実は、小池百合子都知事の4月の予定が殆ど白紙である情報が出回っている。

加えて兼ねてから自民党二階氏と密接な連携をしている。

 

その心は小池百合子都知事は国政復帰を狙っており、15区から補選を使って返り咲きを考えているだろうと言うことだ。

 

しかしここに大きなノイズが登場した。

飯山陽氏はアラビア語の通訳をやっていた人物で、中東関係に詳しい。

 

かねてから小池百合子都知事はカイロ大卒でアラビア語の通訳をやっていたという情報を公式に発信している。

 

5年ほどまえ「女帝」という書籍の中で、小池百合子都知事とカイロ大時代に同居をしていた女性の告発があり、小池百合子都知事が大学を卒業していないばかりか、アアラビア語を話せないという趣旨が出回った。

小池百合子都知事は本書に対して無視を決め込み、訴訟等もしていない。

 

仮に小池百合子都知事が15区から出馬すれば飯山氏とカチンコ対決となり、当然だがアラビア語問題も大きく取り上げられるに違いない。

 

その小池百合子都知事、どうやら15区からの出馬を断念したと言われている。

アラビア語対決が圧倒的に不利だと理解しているからに違いない。

 

小池氏は次の衆議院議員選挙で練馬の選挙区から出る事も可能だが、知事選の方が先になる可能性もある。

また自民党は派閥の裏金問題で派閥が解体しているため、二階氏の支援も困難になっている。

従って小池百合子都知事に残された道は都知事選への再出馬を軸にするということだろう。

 

仮にそうなった場合、日本保守党は誰かをぶつけてくるかもしれない。

4月の補選で飯山氏が敗退した場合、都知事選に彼女を担ぎ出し、アラビア語対決を迫る構図を作り出す可能性もある。

 

しばらく注目である。