こういうのを大人の世界では「無責任」という。

 

 

 

両親の自殺と自身のセクハラ等に関わる猿之助氏の一連のスキャンダルだが、自殺行為等が自身の公演や先々の重要な案件を見据えながら仕事関係に与える影響を考えられるほどの能力は無かったようだ。

 

公演は代役の活躍で乗り切っている。

 

しかし、映画「緊急取調室」に至っては公開前で、これからが重要な宣伝期間だ。

猿之助自身が首相の役で出演しており、当然の如く、テレビ、ラジオ、雑誌等々で彼の露出が前提となっている。

 

本作の製作委員会のメンバーは、頭を抱えているだろう。

少なくとも数億単位の投資が水泡に帰す可能性があるからだ。

たった一人の行動で、映画製作関係者の全てを不幸にしてしまったというのが、猿之助氏が起こした事だ。

 

彼にどの程度の才能があるかは知らないが、こんな役者、この先、もう危なくて使えないというのが関係者の本音だろう。

 

 

関係者一同には事故と言ってもいい感じだが、猿之助氏はどれほどの無作法をしたか、認識すらないだろう。

 

こういう事を避けるためには、やはり「契約」でキチンと担保しておくしかないが、日本は契約に弱い部分もある。

それでも報道によれば撮り直しを行うと報じられており、数億円規模の追加支出をするようだ。当然その費用は猿之助氏に請求されるだろうが、果たして支払いが履行出来るのか?、見ものである。

 

猿之助氏は50歳近くなってもそういう事を学んでいなかったようだが、それは本人の資質の問題だろう。