韓国政府というか、韓国人というのが適切なのか、また例の悪い性癖が露呈した。

韓国大統領府が米ニューヨークで今月20日から行われる国連総会一般討論演説に合わせ、日韓首脳会談を実施することで日本側と合意したと発表したことについて、日本政府が事実と異なるとして韓国側に抗議したことが分かった。

 

 

先進国の通常の外交的プロトコルを考えれば、韓国政府の発表は考えられないほどのレベルであり得ない。

韓国政府側の心理は、公表することで既成事実化し、会談に持ち込もうという強引手法をやったに違いないが、相手国や国際的な信頼を自ら放棄していることを理解出来ていない。

 

何故韓国政府はそこまでして日本の首相と会いたいのか?

当然かれらには動機がある。

 

 

 

 

まず、尹政権は、国内に対して自分のメンツを保っておきたいのだ。

在りもしない会談の約束を公表し、それを日本側が否定すれば、会談を断ったのは日本側で韓国側ではないという理屈を得られる

この歪んだ思考は韓国人の特徴的な在り様で、一般的には通用しないが、彼らの中では有効だ。

韓国が大法螺吹きに見えるのは、こういう思考回路があるに他ならない。

 

加えて、文政権時代の極端な反日政策から出来るだけ脱却しておきたい点だ。

国内支持率が低い尹政権としては、現状のWON安に伴う国内経済の悪化懸念に早期対応するため、日韓の通貨スワップを決めておきたい点、またホワイト国への復帰などが念頭にあるに違いない。

そもそも相手の信頼を失っている中で、次の段階があると思わない辺りが韓国の思考回路と言っていい。

 

尹政権成立後、一度も隣国日本との実務的な首脳会談がないことによるデメリットが圧し掛かっており、実際に困っているのは韓国側であり、従って前のめりに成らざるを得ないということの査証が今回のフライングの原因だろう。

 

日本側としては、2018年11月の自衛隊機へのレーダー照射事件、旧朝鮮半島労働者に関わる一連の問題、慰安婦に関わる一連の問題など、韓国側の宿題が積みあがっているというの認識だ。

 

儒教国の韓国は、物事を上と下の関係で見る傾向がある

近年の経済的発展やK-POPや韓国ドラマの海外進出などで、日本を見下し始めているのだが、国家の根幹をよく見れば、日本に及ばない部分も多く、そうなると上から目線で居続けるのが難しいと気が付いたのだろうが、それでも見下している本音が出たのが、今回のフライングだろう。

 

韓国人は自分が下だと思っている時は従順に見えるのだが、自分が上だと思い始めた瞬間から手の平を返すような態度になるのは有名な現象だ。

儒教思想を文化に持つ国の悪弊の1つだろう。

 

結局、メンツを保ちたい韓国政府は、会談実現を公表して既成事実化してしまえば、日本は拒絶出来ないと計算したのだろう。

完全に計算ミスである。

 

日本としては、隣国である韓国を敵に回すほどの関係にしたくはないが、特に親密な友好関係も必要としていない。

小野寺元防衛大臣が、日韓関係は、「丁寧な無視」をするのが良いだろう、と発言したが、これこそが日本政府の取るべき最善の方法だと思う。

明治時代から韓国人の国民性は、ネガティブに記録されており、福沢諭吉氏は、朝鮮人を相手の約束ならば最初より無効のものと覚悟して、事実上に自ら実を収むるの外なきのみ、と言い切っている。

 

確かに韓国ドラマやK-POPなど、文化面での韓国の躍進は目を見張るものがある。

それによって韓国に心を寄せる日本人が増えたのも事実だ。

そういう人たちは、韓国文化に心を寄せるのは止める事はないが、同時に韓国の歴史や日韓の歴史の在り様、韓国人の本根を学ぶところまで行きついて欲しいものだ。

また、未だに日本のドラマが韓国地上派等では放送不可となっていることを知っているのだろうか?

(日本のドラマは有料ケーブル放送でのみ一部視聴可能)

 

しかし、韓国は未だに反日思想が一致した空気感で、日本に対してネガティブで嘘に塗れた歴史教育を公教育で正式に教えている事実をどれだけの日本人が理解しているだろうか?

またそれを是正しようともしない。

 

歴史問題の共通点を模索する動きもあったが、そもそも自国民に都合のいい部分だけで構成しようとする韓国側と、良くも悪くも歴史を事実で認定しようとする日本側と折り合えるはずもなかろう。