クラウドクレジットという投資サイトがある。

 

 

 

非常に簡単に言えば、ここは債券投資専門だ。

13か月から25か月で償還される債券に投資し、リターンがあればリターンを得る事が出来る。

投資額は1万円から設定可能だ。

 

私がここで投資を始めたのは、2018年8月からだ。

以来、27案件に投資し、累積投資額は約1000万円~1,200万円程度。

 

実は、債券の内、債券償還時期がコロナ発生時と重なった案件が22件あった。

特に第一波から第3波頃は、経済的な不安定要因があり、償還時期の延長案件が重なり不安な時を過ごした。

一部の債権は、償還時期が延長され、最大は8か月というものがあった。

助かったのは、未償還が1つもなかったことだ。

 

結果的には以下のようになった。

 

投資案件数:27件

投資時期:2018年8月から2019年6月

累積投資額:約1000万円~1,200万円程度

主な購入ファンド:

マイクロローン事業者ファンド、ユーラシア金融事業者ファンド、東欧金融事業者支援ファンド等。

 

赤字案件数:5件

ネット赤字額:約10万円

(投資額の元本割れしたケース)

 

黒字案件数:22件

ネット黒字額:50~100万円の間

リターン率:4~9%の間

 

購入したファンドで赤字になるケースは、大抵の場合、通貨安が原因だった。

ファンド成立時の通貨と清算時の通貨レートの差で、投資リターン分を食ってしまうことがあったためだ。

個別案件では、最大の赤字が、ー10%近いものがあった。

20%近い案件でこれが発生するのは、ちょっと怖い部分だ。
 

あと、貸付先の現地通貨建てのファンドは基本的に避け、円建て、ドル建て、もしくは為替ヘッジありを選択したが、幸いにもこの選択案件では赤字が出なかった。

もちろん、為替なので、逆目に出て利益を膨らませているケースもある。

私は買わなかったが、ルーブル建ての債券で、為替益が15%近く出ていたものがあった。

こればかりは完全に予測が出来ないので注意が必要だろう。

 

2021年においては、コロナの影響が見定められず、4案件の投資に留めたが、WITHコロナの状況が見え始めた2022年に入り、経済の上向きが見られるため、投資数増加に舵を切った。
 

ロシアとウクライナの戦闘余波はあるし、欧米のインフレ懸念、中国と韓国の失速懸念はあるが、色々と投資ポートフォリオを組んで、総合的に見るしかないと思っている。

 

クラウドクレジットの場合、償還済の情報が全て掲載されている。

私はそれらをエクセルで整理し、リスクの程度を事前に把握して投資案件を決めている。

なお、最近のクラウドクレジットの商品構成には、「為替ヘッジあり」がない。この辺りがちょっと不安だ。

 

139円近い現在の日本円とドルの為替の在り様の見通しは難しいが、120円台前半までの円高は当分の間はなさそうだと予想している。