我々は不条理に囲まれて生きている

~現在の日本の国家財政問題は心配無用という事実 part1~

 

私は1959年(昭和34年)生まれだ。

他の多くの日本人同様、普通に教育を受けてきた。

若い頃は、どちらかと言えはリベラルな考え方を持っていた。

自由、平和、反権力等々・・・。

でも自由、平和、平等、反権力等々の本当の意味を理解していた訳じゃないし、極端な左寄りは大嫌いだった。

 

同時にそれは、そもそも自由、平和、平等、反権力等々をキチンと理解出来ていないからこそ居心地が良かったとも言える。

 

実際、自由、平和、平等、反権力等々は美辞麗句というオブラートに包まれている。

理念的であり直感的で、生理的には受け入れ易いため、その中身が実は伽藍洞だと気が付くまでに随分と歳を取ってしまった。

 

40代に入る頃までは、テレビや新聞の情報には、かなりの信頼を置いていた。

だからテレビや新聞の情報に偽りや歪曲があるという人々を胡散臭く感じていたし、嘘を言っている連中だと思っていた。

 

その考え方が変わり始めたのは、ネット動画の発達があったからだが、キッカケはラジオ番組だった。

それまでの間、聴いていた朝のニュース解説のラジオ番組は、TBSの森本さんの番組だった。それと同時にニッポン放送の朝の番組もradikoで聞き始めていた。
この2つの放送局の切り口は、180度くらい違っていた。

 

森本さんの番組は、テレビ、新聞の論調に近く左派寄り、ニッポン放送の方は、テレビや新聞とは切り口が違っていたのだ。

果たしてどちらが事実に近い解説をしているのか?

数年間ほど両局の番組解説を混乱しながら聴いていたのだが、出演している一部の解説者の中に、現実に起きていることや、起こるだろうことについて的中率の高い人たちがいることに気が付いた。

 

そしてそれは森本さんの番組の方ではなく、圧倒的にニッポン放送の方だった。

コメンテーターの中には、経済学者や国会議員、政治評論家などがいたのだが、殆どはテレビには登場しない人たちばかりだったのにも関わらず、的中率の高い人物たちだった。やがて彼らの名前で検索をし、彼らが発信している動画サイトに辿りついた。

そこで語られていることは、これまで私が理解していた世の中と反対とは言わないまでも、随分と景色の違う世界だった。

 

つづく