コロナ禍時代になってまもなく1年半が過ぎようとしている。

中国共産党による党創建100年祝賀大会において、習近平氏はコロナに関して何らの言及をしなかった。発生源かどうかはともかく、武漢から世界に拡がった事は事実で、それに対する言及すらないのを見て、中国に祝辞を送った自民党の二階幹事長、立憲の枝野党首の親中があからさまになった。

 

さて、オリンピックまで数週間の現在、東京では感染者数が増加している。

しかし、重傷者数と死亡者数、入院療養者数は、明らかに下降傾向を示している。

以下のサイトにそうした情報がまとめられている。

 

 

つまり、現在のようにワクチンが出現し、治療薬が厚生省において認可目前の段階において、感染者数で測るのは無意味だろう。

我々が毎年罹患するインフルエンザがどのくらいの規模で感染しているかご存知だろうか?

直近の2017-18年シーズンで約1500万人だ。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/000509899.pdf

 

死者数は、3000人超。

 

 

 

18ヵ月間のコロナ感染による死者数は、現段階で約14,000人だが、これはワクチンも治療薬も無かったからの数字だと見て良い。

今後、この数字は大きく下がると見るのが常識的だろう。

(ワクチンと治療薬を無効にするような驚くような変異種が出れば別だが・・)

現在、国内の総感染者数は、80万人程度だ。インフルエンザの1,000万人単位の感染と比較すればコロナの弱感染性は明らかだ。

 

 

つまりここから言える事は、今後ワクチンが普及し、治療薬が出てくれば、コロナがインフルエンザ並み以下になるだろうと言う事だ。

 

現在において2類感染症のカテゴリーに分類されているため、法律に合わせた措置を取らざるを得ないが、オリンピック後の9月以降のタイミングで2類から外し、インフルエンザと同等にするのが良いだろう。

そうでなければ無用に社会生活を制限するだけで、全く誰のためにならない。

 

テレビ、新聞は感染者数で大騒ぎして社会不安を煽るが、重傷者数、死亡者の減少傾向とワクチン接種の増加、治療薬の出現を合わせて考えれば、コロナ問題はオリンピック終了を契機に終了と見るのが普通だろう。

 

そろそろ多くの人たちに冷静になって欲しいと思う。

 

以下、まとめ。

 

2021年12月までに日本政府が行う事は以下。

①WITHコロナの時代となるため、重傷者、死者を一定数容認した社会に移行させるような社会風土を作る事。ゼロリスクはあり得ないと国民に理解させられないとコロナ禍を収束出来ない。

②上記①を実現するためには、科学的蓋然性が必要。海外の事例と比較し、またインフルエンザ時代のデータを参照にしながら、重傷者、死者の容認上限を決め、それに収まっている範囲であれば社会経済活動を元に戻し、同時に2類感染症から5類に移行させること。

③野党は①を批判し、ゼロコロナを訴えるだろう。ゼロがあり得ないのは説明不要なほどだが、そうであっても丁寧に現実を説明し、訴求させること。

④最終的にコロナは風邪かインフルエンザの延長か同等だと理解が進むようになれば、社会も落ち着くだろう。