還暦オヤジの地味で堅実な生活 パート1

 

還暦&定年退職をして約1年半が過ぎた。年収は現役時代の三分の一になった。

新入社員に毛が生えた位と言っていいのかな?確定申告しても還付金は雀の涙程度。

 

継続雇用なのだが給料はその程度。それでも良い方だと思っている。

60歳以上になると事務職の雇用機会なんて殆どないし。

 

今の所、高齢者継続雇用給付金が月額26,000円程度が追加で支給され、ちょっと助かっている。(支給は2か月分が偶数月に支給。)

現在56歳(?)辺りの人からはこれが支給されなくなるらしい。

 

また、福利厚生等については社員並みなので有難いことだ。

ちょっと辛いのは、住民税で、これは前年度の年収で計算されて来るので、結構な支払い額になる。それでも会社退職時に住民税対策としての別途の現金支給があり、それで住民税への対応が可能になりかなり助かった。

 

ちなみに私は独身だ。

 

退職後の生活は現役時代よりも切り詰める必要がある。

でも退職10年以上前からこうした事態を想定していて、少しづつ切り詰める練習をしていたので、切り詰め生活への移行はスムーズだった。

 

一番切り詰めたのは外食だ。

現役時代、ランチはほぼ外食、夕食も週に4~5日は外食だった。

これをほぼゼロにした。

 

これで月に4~5万円程度を低減出来ている。

現在ランチの予算は1日300円以下、従って毎日手作りしている。社員食堂も利用しなくなった。自宅で作っている白菜の漬物、毎朝作る卵焼きにプラス1品。これにリンゴ半分なんかを追加してランチにしている。基本メニューは同じ。夕食は、味噌汁は必ず作り、もう一品は日別のメニューを考えて乗り切っている。

 

食事は毎回、毎日のことだが、自分の事だし、仏門修行だと思ってやっていれば以外と苦痛はない。お酒は、61歳の声を聴く辺りから体が変化して量が飲めなくなった。

 

これによって酒量は以前の半分程度になった。従って酒代も4割ほど減った。

今の所、給与と高齢者継続雇用給付金の総額内で生活を維持出来ている。

 

当初は年間200万円程度の貯蓄の切崩しの予定だったが、2020年は50万円程度で済み、予算以下の推移にホッとしている。

 

退職し、会社の予算のプレッシャーから解放され、ある意味楽にはなった。

もちろん現役から離れた寂しさはある。

 

本当に時折だが、コンサルの仕事を引き受けて小銭を稼ぐ事もある。

そのため日々、勉強は欠かせない。今の所職場があるため定期代もあり、オフィスも机もあるので助かる。

しかしいずれこれらからも卒業の日が来る。

 

いずれにしても健康第一だ。先日、同じ部署の人間が食道がんになった。

ステージ1とのことだが内視鏡手術で1ヵ月は休む。

健康がなければ何も出来ない。

これは実感だ。

 

まず健康。全てはそれからだ。