日本人初、人物画の国際コンペで最高賞 真岡の画家潮田さん 「並外れた作品で全員一致での受賞」
2024年5月8日 

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最高賞に輝いた潮田さんの作品「希望の花」

 

※私には希望を胸に潜む表情には見えないが、世界は今でも泣き崩れそうな少女に希望を感じるのか。

 

【真岡】根本で写実を専門に制作活動する画家潮田和也(うしおだかずや)さん(40)が、スペインで開かれた人物画の国際コンペティション「Modポートレート」で最高賞に輝いた。

一席の獲得は、11回目の開催で日本人として初めて。昨年、バルセロナにある欧州近代美術館(MEAM)で開かれた国際公募展でも最優秀賞を獲得しており、具象、写実絵画の本場とされるスペインでの連続の栄誉に「自分を信じて表現を追求することが大切」と確かな手応えを感じている。

 潮田さんの作品「希望の花」は53センチ×41センチの大きさで、油彩と、「練り込みOGテンペラ」という厚塗りと細密な表現の双方ができる独自の技法を用いて、浴衣姿の女性を描いた。