能登半島地震への日本政府や石川県の対応を見ていると、何と過去の経験が全く役に立っていないことがよくわかる。

1995年1月17日 阪神淡路大震災。
2011年3月11日 東日本大震災
2016年4月14日 熊本地震

特に重機の姿が見当たらない。
それ故か、チンタラ、チンタラである。

一方、避難所は何十年経とうと依然と体育館や公民館で雑魚寝。

これは何を意味するかである
日本では、大震災発生に備えて、政府や地方自治体の活動基準や避難所の設置基準を法律で明確に定めてこなかったのである。

つまり、日本の政治とは、与野党を問わず、国民の命や健康は蚊帳の外ということである。

 

道路や水道・電気の開通遅れは、弁解だけがお盛ん!

長期避難の過労やワクチン接種しているコロナ肺炎に罹患して亡くなろうが今の岸田は清和会安倍派潰しにご執着で、能登の被災者に向けては形だけモノ言うが馬耳東風の如し。

 

(さて、本文)

「日本の避難所は“ソマリアの難民キャンプよりひどい”」 世界から指摘されても、なぜ整備が進まないのか
1/27(土) デイリー新潮

https://news.yahoo.co.jp/articles/1a2731dcccbf32a9b0aff52acdb50ced46387e8a
日本の避難所は“ソマリアの難民キャンプよりひどい”」 世界から指摘されても、なぜ整備が進まないのか | デイリー新潮 さん
 236名の命を奪うなど、甚大な被害をもたらした能登半島地震。家を失い、財産を失い……塗炭の苦しみを味わう被災者をまた別の恐怖が襲っている。密な生活ゆえか、避難所では種々のウイルスが人々を悩ませているのだ。

 石川県内で開設されている避難所は現在、約450カ所。被害が甚大な輪島市には94カ所が残る。

 そのひとつ「ふれあい健康センター」で暮らす明田元文さん(73)に聞くと、

「ここは3階建てで、みんなそれぞれのフロアで床の上に段ボールや毛布やマットを敷いて雑魚寝をしている。仕切りもないよ。食べ物は朝昼晩支給。1日2回、炊き出しがあって、それ以外はパンと緊急用のビスケットを食べているね」
「吐いた物が肺に入ってしまったり…」


 輪島市ではほぼ全域で24時間断水状態が続く。

「飲み水はペットボトルで、トイレは簡易トイレ。便器に袋を取り付けて、凝固剤で固めてくくって捨てる。今は仮設トイレもできた。風呂は10日後くらいに簡易シャワーが来てうれしかったな」

 こうした衛生環境のためか、県の発表によれば避難所で多い時にはインフルエンザなど急性呼吸器感染症で1日160名超、消化器系感染症でも40名以上が、医療支援チームの診察を受けているというのだ。

 明田さんが言う。

「ここにいたうちの嫁はんも加賀の病院に入院しとんねん。コロナにかかったみたい。それにノロウイルスかわからへんけど、下痢とか吐いた物が肺に入ってしまったりとか。あと、腸が詰まって腸閉塞みたいになってしまってね」

ソマリアより…

県全体で約1万5千人が避難所生活

市内の「鳳至(ふげし)公民館」で暮らす笠原淳一さん(51)も、

「76歳の父は1週間ほど前にコロナになって金沢の病院に入院しています。ここは狭いから中で隔離できない。だから熱が出た時は外に停めた車の中にいましたけど、車中泊は寒いししんどかったんだと思う。どんどん悪くなってしまって。トイレに行きたくないものだから、その前から食べたり飲んだりを我慢していた。弱ってきているところにうつされたんだろうな」

 16日には被災者で初めてコロナでの死者が出ている。

「災害時の日本の避難所は、極めて劣悪と世界から指摘され続けているのです」

 と述べるのは、拓殖大学特任教授で防災教育研究センター長の濱口和久氏だ。

「紛争や災害時の避難所に関し、国際赤十字が最低限の水準を定めた『スフィア基準』がありますが、日本の避難所はこれにほど遠く“ソマリアの難民キャンプよりひどい”と言う人もいるほど。プライバシーや衛生環境が保たれていない」

 なぜか。

「例えば火山大国のイタリアでは、政府が緊急事態宣言を出すと、その日のうちに自治体に備蓄してあるテントや簡易ベッド、トイレのユニットなどを運ぶ体制が整えられている。

また、訓練を受けたボランティアが120万人以上いて、彼らが支援に入る。

その際には日当や交通費が出ますし、公休も取れます。災害大国にもかかわらず、日本はいまだ、物的、人的な支援システムが整備不十分と言わざるを得ません」

 輪島市の断水は少なくとも2カ月以上続くという。苦しみはいつまで……。

「週刊新潮」2024年2月1日号 掲載

 


「体育館で雑魚寝」は今回も変わらず...自然災害の多い日本で、避難所の劣悪な環境が改善されないワケ
1/21(日) mi-mollet

https://news.yahoo.co.jp/articles/d2803ae529eebf22b701dbf1aac1190e32c7d61d

石川県能登地方の地震災害で、避難所の衛生環境悪化が懸念されています。日本では体育館などで雑魚寝するというのが当たり前ですが、 諸外国ではそうではありません。この問題は以前から指摘されているのですが、どういうわけか、一向に改善される気配がないようです。

 

石川県輪島市内の避難所の様子。写真:新華社/アフロ

【画像】石川県輪島市・珠洲市内の「数十年前から何も変わってない」体育館などを使った避難所の様子


現在、被災地の各避難所では、仮設トイレの不足や体育館での雑魚寝など、多くの被災者が厳しい環境での生活を余儀なくされています。日本ではこうした避難生活が当然視されている面があるのですが、諸外国のケースを見ると、そうではありません。

日本と同様、地震災害が多発するイタリアでは、避難所の設置基準が法律で明確に定められており、大型のテントが原則として家族ごとに割り当てられ、プライバシーが確保された状態でベッドで寝起きができます。

 

エアコンが設置されるケースもあるようですし、仮設トイレも洗面台とトイレがセットになったユニットが提供されることが多く、限りなく普段の生活に近い状態を構築するという考え方で避難所が運営されていることがわかります。

避難所での食事にも大きな違いがあります。欧米各国では被災地で調理することが原理原則となっており、温かい食事を摂取することが可能となっています。

 

ボランティアの数も多く、プロの調理師なども配置されるようになっており、温かいだけでなく、ワインやデザートなども加わった美味しい料理が食べられるそうです。

これは贅沢をするという意味ではなく、被災者の身体的なケアはもちろんのこと、心理面での効果も考えられたものであり、すべては犠牲者を最小限にするという概念に基づいています(当然ですが、ベジタリアンや宗教上の制約についても考慮されています)。

日本では避難所の環境が劣悪であり、これが被災者の健康面や日常生活への復帰に障害をもたらしているとの指摘はずっと前から行われてきました。

 

東日本大震災という悲惨な出来事を体験したこともあり、多くの関係者は今度こそ、日本でもしっかりとした避難態勢が構築されるのではないかと期待していましたが、まったくといってよいほど状況は改善していません。
(以下省略)

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自民(50) 
岸田政府;国民の命はどうでもいい
2023-11-07

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12827655361.html

岸田年金戦略:高齢者は餓死
2023-01-24 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12785399469.html

成程、名門開成高校の恥;岸田文雄
2023-04-07 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12797332649.html