(前回記事)

心の履歴(100) 

25歳以降の乱走行
2023-09-14 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12820162210.html

 

※1970年(S45)秋から1973年までの4年間の心の履歴の副題は「岡本荘物語」です。

 

これは、ヤフブロ時代の「岡本荘物語」(2007/03/07著~)と「何故妻と結婚したのか」(2007/02/13著~)を時系列に編集しなおしたものです。

 

さて、本題

1970年(S45)の暮れの配達のバイトで知り合ったのが、同じD大学で2つ年下の小寺君(仮称)。

彼は民青所属で、単独で大学の門をくぐったら袋叩きにされるリスクがある。だが、私と同行ならヘルメットの連中は何故か控える。だから彼は常に私といたがった。

或る日の事、彼は「大学の友人にプチブル(中産階級)がいる。そこに押しかけたい」というので、小寺君を乗せ、上賀茂神社南の上賀茂通りの関目橋近くの学生下宿岡本荘を訪問した。

そこでそこの6畳間の住民・小谷君(仮称)に出身地の和歌山を案内せよと言い、半月後に和歌山に行くことになった。

さて、その日、二人を乗せ午後京都を出発。
日が落ちるのは早く、真っ暗になってから彼の実家に到着。立派な長屋門がある農家だった。

我らは入浴と夕食をすませ、小谷君の両親と女子高1年生の妹峰子嬢(仮称)との暫しの雑談後、小寺君との二人で離れに寝る。

処が、妹峰子嬢がパジャマ姿で我らの枕元にやってきた。
そして色々なことを聞いて来る。

妹峰子嬢は、兄と違って、明瞭にものを言う娘であった。話をして気持ちが良かった。実は、嫁さんにするなら、この子がいいな!と密かに思った。


二時間以上経過した午前1時頃、明日があるからと彼女を自分の部屋に帰らせた。

 

この十代の女子が、二十代の男子と会話をしたり聞くことに、ここでも大変な要望を抱いているのが分かった。

 

履歴書(23) 

昭和の女子工員たち
2021-05-05 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12672519456.html


履歴書(17) 

少女二人にお手上げ
2020-12-21

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12645245630.html

 

翌日は「橋杭岩」(はしぐいいわ)「千畳敷」(せんじょうしき)などを見物。

 

その後、この二人とは、九州ドライブ旅行や、正月には雪の東北ドライブ旅行に出かけ、日本海側を北上。当時としては奇跡的に十和田湖まで達する。

 

心の履歴:

車を運転しての恐怖三つ
2023-09-13

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12820222306.html

 

或る日の事、小谷君に和歌山信愛女子短期大学附属高等学校(当時の学校名)の妹峰子嬢から我ら宛に信愛の学園祭への招待状が来ているという。

さて当日、
先ずは峰子嬢のクラスの級長・真紀ちゃんを紹介された後、峰子嬢の案内で各教室などでの「模擬店・展示・発表」を訪問。

 

各教室に入るごと、女生徒たちには驚かれ緊張され、「キャッ」と騒がれた時もありました。

 

翌年も学園祭の招待状をいただき同じく3人で出かけました。

 

その後小谷君から「妹が発起人となり、クラスメイト五人で『水無瀬フアンクラブ』を作ったらしいよ」とのこと。

私は単なるおままごとかと思っていました。

 

            つづく

岡本荘物語(2) 
女子大生来る
2023-09-23 
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12821464961.html

 

 

岡本荘物語《目次》
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12821624781.html