(前回記事)
心の履歴(96)
約束時間を守れない人達
2023-07-20
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12812686275.html
(今回記事)
2008/08/22 著
私「ありゃ、誰だ?」
創価学会の彼「東映商事(仮称)の社長だよ」
私「なんじゃそれ、東映商事って?」
彼「京都のやくざの商事部門だよ」
私「それが何で何度も来はるの?」
彼「おまはんを引き抜こうとしてはる」
私「なんでじゃ?」
彼「おまはんの仕事、えろう感心しはってな。給料倍出すとゆうてまっせ」
私「あかん!あかん! うちは落ちぶれても、そんなとこ、行かしません」
数日後
彼「給料、三倍にするとゆうてまっせ」
私「あんさん、いい加減にしや! うちは関係あらひん」
彼「債権の取立ての仕事で、おまはんがなだめ役。我が脅し役。我の給料は今の倍。おまはんは三倍だから、えやないか」
こんな調子でした。
給料が良いからと言って、一度その道に入ってしまうと抜けれません。抜けるとなると、小指とおさらばですから。
小指の想い出 伊藤ゆかり
彼の誘いは毎日でした。
それに新たに変なのが店の前をうろうろし出しました。
こりゃ、やばいぞ!
早速事務員に「これから当分、身を隠す。社長に言っておいてくれ」と言って翌日から出社しませんでした。
そして化け猫屋屋敷の二階でじっと息を潜めていました。
ここは誰でも表の立派な格子戸を開け、庭から奥に入ったら、驚愕します。
雨戸は無いし、障子の紙は無くなってから十年以上は経っていたでしょう。当に、神社の舞殿か能舞台。
そこに猫が50匹程。
それに、家主は乱れた長い髪が背中まで。
やせこけたほほに細い身体。
白っぽい長襦袢姿。
時々猫相手にキーキー甲高い声。
庭はペンペン草だらけ。
まさか、ここに人が間借りして住んでいるとは思わなかったでしょう。
それでも私を訪ねて変なのが来たそうで、小母さんは「知りまへん」と応えたそうです。
日中、表通りを垣間見まして、遠くでも立ち止まっている人を見ましたらビクビク。
だから、外出は夜になってからでした。
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心の履歴:20代編 目次
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