前回記事

古代史(8) ご存じ?神話:因幡の白うさぎの話
2023-02-09 

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12788379232.html

 

今回記事

伝説の町から届いた20世紀なし
2008/09/10 著

東京に帰った娘とマンマが携帯で話をしていて、終わってマンマの一言。

妻「鳥取から送ってきた20世紀ナシの箱、いやらしいと娘が言うのよ。あの箱の絵の何処がいやらしいの?」
私「何かお姫様の絵が書かれてあったことかい?」

 

妻「そうよ」
私「じゃぁ、もう一度、良く見てみるか」

と私は言って、玄関の端に置いてある箱を明るいリビングに持って来ました。

 



「アッハッハ! なぁ~る程ね、この絵の事かいな! こりゃぁ色っぽい!」。露出した乳房が白く描かれてある。

マンマも私も、ろくに箱など見ずに、食べる時ごと開けてナシを取り出すのみでしたから。


妻「これは、大國主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やがみひめ)の伝説を書いた絵ですよ」

そこで、ちょろっと検索クリック。それは、私達が良く知っている神話「因幡の白兎」と「八上姫神話」の一場面だったのです。

 



そして、その梨の箱の絵は、八頭郡河原町が鳥取市との合併前、河原町商工会青年部が「白兎神話」をベースに八上姫(やがみひめ)と大国主命(おおくにぬしのみこと)の恋物語を創作し、それを紙芝居にした一場面だったのです。その紙芝居ではこんな感じで書かれています。

 

「大國主命は、河原で休憩していると、川で水浴びをしている八上姫と出合う。(※ 河原町の地名の由来)

 

川面は光り、八上姫の乳房も光り、大國主命に全裸を見られた八上姫は、益々きらきらと輝く。

 

そのまばゆいばかりの八上姫の全裸に大國主命は一目ぼれしてしまう。」 \(^o^)/

 

※八上姫は大国主命に言います。

「雖負帒、汝命獲之」
訳:「袋を背負われるあなた様が、私を自分のものにしてください」

 

後、大国主は八上姫とまぐわい(目合ひ、SEX)、誕生したのが、木俣神(きまたのかみ)。更にその後、大国主は多くの姫とまぐわい、多くの子供を残している。


◆河原町と八上姫神話の由来

大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)が結ばれるという「八上姫神話」は、712年(和銅5年)につくられた日本最古の書物「古事記」に記されています。

古事記の編纂は天武天皇の意思に発し、稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦み習い覚えていた「帝皇の日継」と「先代の旧辞」を3代後の元明天皇の時代に太安万侶(おおのやすまろ)が編纂し、成立したものです。

八上姫は、河原町の人で、神話「因幡の白兎」は、大国主命が八上姫を尋ねる旅の途中でのお話です。


処で、河原町商工会青年部製「因幡の白兎」の紙芝居で、何故に、殊更、八上姫(やがみひめ)の水浴びのシーンを、然も、乳房まではっきりと描いたかと言うと、- - - - 

 

恐らく、青年部の連中が紙芝居を作るにあたって、改めて古事記に描かれている大国主命を読むと、大国主命は女好きで然も手の速さに強烈な感銘を受けたからでしょう

 

その抑えきれない程の感銘は、20世紀ナシの箱にも表わされたということです。 \(^o^)/ つづく

 

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古代史(2) あまつ神々の元:富士山
2021-03-25

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12664528568.html

古代史(6)日本書紀:天地創造は兄妹の近親相姦で
2022-07-06

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12752029972.html