外交官・杉原千畝氏が救ったユダヤ人とは
2017/02/27 著
リトアニア外交官・杉原千畝氏の行動について
(すぎはら ちうね、1900年(明治33年)1月1日 - 1986年(昭和61年)7月31日) 日本の官僚、外交官。
(杉原氏一家)
(杉原氏が発給した日本通過ビザ)
通説では、第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任した杉原は、ナチス・ドイツの迫害によりポーランド等欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。
外務省からの訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000人にのぼる避難民を救ったことで知られる。その避難民の多くが、ユダヤ系であった。海外では、「日本のシンドラー」(註)などと呼ばれることがある。
(註)オスカー・シンドラー
メーレン生まれのズデーテン・ドイツ人の実業家。第二次世界大戦中、ドイツにより強制収容所に収容されていたユダヤ人のうち、自身のエナメル工場で雇用していた1,200人を虐殺から救った。ウィキペディア
この通説での『外務省からの訓令に反して』が杉原を英雄視する根拠になっていますが、それは歴史の捏造。杉原は、日本政府、並びに外務省の意向通りに行動したのです。
杉原と日本政府の行動を理解するためには、先ず第二次世界大戦の主演を演じた役者たち、ヒットラー(独)、チャーチル(英)、ルーズベルト(米)、レーニン(露)はユダヤ人で共産主義者であり、イスラエル建国を図るシオニスト(註)であるということです。
(註)シオニスト
シオニズム(シオン主義)とは、パレスチナにユダヤ人の民族的拠点(イスラエル国)を設置しようとする思想・運動のことであり、このシオニズムを抱くユダヤ人を「シオニスト」と呼ぶ。 尚、「シオン」とは、エルサレムのシオンの丘を指す。
(参考)スターリンの改名前の苗字は、Djugashvili。これは、グルジア語で「ユダヤの息子」という意味。
そして大東亜戦争(太平洋戦争)のお膳立てをした首相近衛文麿の思想も、息子をソ連に留学させていたように共産主義(コミンテルン)なんです。
そこでルーズベルト大統領の意向に沿い、戦争をするための大義名分『大東亜構想』を描き、その基本であるのが民族解放・人種平等なんです。
故に、ナチスドイツの反ユダヤに組みした場合、東南アジアの植民地の民族解放・人種平等を唱える大東亜構想そのものが論理的に破綻することになります。
そこで、日本政府の意向は、ユダヤ人にも平等に日本通過ビザを発給することであり、杉原は日本政府の意向に従って日本通過ビザを発給ものであり、日本政府の意向に反し独断で発給したものではないということになります。
但し、ナチスドイツから何度もクレームが日本政府や当然リトアニア領事館の杉原にも来ており、更にリトアニア領事官にはナチスドイツのスパイがいる故に、形式的に日本政府の松岡外務大臣の杉原へ発した訓令電報は、リトアニアでのビザ発行では、日本のビザ発行条件に厳格に従うようにとの内容です。
そこで杉原は、日本のビザ発給条件を満たさない者については、ウラジオストク港で日本行きの船への乗船を拒絶するよう、外務省の方で取り計らって欲しい旨返電しています。
つまり、日本政府の意向通りビザ発給条件に満たさなくても発給するから、後は、日本政府でいかようにでもということです。
無論、日本政府は、杉原の発給したビザを持っているユダヤ人家族を受け容れます。その数、ビザ2139枚約6000人です。
改めて申しますと、杉原が救ったユダヤ系市民は、本来、ナチスドイツが、イスラエル建国のための国民として活用すべく存在で、パレスチナ方向の東方へ追いやるものでした。
≪これまでの記事で書き足りなかったこと≫
その1)
ポーランドのユダヤ人をドイツ側から追い立てた場合、ユダヤ人はロシアやリトアニアへ逃れます。
故にこれを防ぎ、パレスチナ方面に難民として逃亡させるために、ナチスドイツはソ連と不可侵条約を結び、その秘密条項として、1939年9月1日、西からはナチスドイツ軍が、同月19日には東からソ連軍がポーランドを同時に挟み撃ちに攻めたのです。
ポーランドからの逃亡先の中立国リトアニアでは、侵攻してきたソ連軍の退去命令により、各国の領事館・大使館は閉鎖しましたが、最後まで閉鎖しなかったのが日本領事館で、ユダヤ人はビザを取得しようと日本領事館に殺到しました。
彼等の唯一、残された逃亡ルートは、モスクワからシベリア鉄道経由でウラジオストクから日本に船で渡り、そこからアメリカなどの第三国を目指すしかなかったからです。その難民に杉原がリトアニアを去る1940年9月5日までビザを発行し続けたのです。
その2)
第二次世界大戦終焉後の1948年、イスラエルは独立宣言をします。ここに数千万人の命を犠牲にしたイスラエルが建国したのです。
●当時の日本政府並びに杉原千畝リトアニア外交官のユダヤ人に対しての基本姿勢は共通していたことを、この記事の続編として記事にしました。
『歴史捏造の検証:リトアニア領事官杉原千畝のユダヤ難民救助ビザ発給』 2017/3/4(土)
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Nazi Germany invaded Poland in September 1939. German dictator Adolf Hitler ordered that the Polish leadership and intelligentsia be destroyed.(中略)
1939年9月、ナチス・ドイツはポーランドに侵攻しました。ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーは、ポーランドの指導者と知識人を殺害するよう命じました.(以後省略)
但し、ユダヤ人を殺せなどとはヒトラーを始めとし、ナチスの幹部、一兵卒に至るまで、誰一人も発していません。
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余談ですが、イスラエル建国のための第二次世界大戦ので最大の被害者は、ユダヤ人ではなく、ドイツ人と非ユダヤ系ポーランドの一般市民です。空爆や餓死で殺されるのですが、戦後、生き残った女性には米軍やソ連軍による強姦が待ち構えていたのです。
ヨーロッパの戦場での『米軍とソ連軍のレイプ』の実態
米軍によるレイプの被害者 は14,000人(内、ドイツ人女性 11,040人)と言われています。ソ連軍は占領したドイツで集団強姦を広範囲に行い、レイプの被害者数はベルリンでは9万5000~13万、東プロイセン等では140万人、ドイツ全域で200万人にのぼりました。スターリンが敵国の女性を戦利品とする「戦地妻」を容認したからです。
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(参考)
『ルーズベルトと五十六の真珠湾シナリオ』 2016/12/12(月)
Day of Deceit: The Truth About FDR and Pearl Harbor
欺瞞の日:FDR(ルーズベルト大統領)と真珠湾の真実
Pearl Harbor: Official Lies in an American War Tragedy? | Robert B. Stinnett
真珠湾:アメリカの戦争悲劇は公然たる嘘? | ロバート・B・スティネット
米機密文書公開
大東亜(4) 山本五十六:米国のスパイ
2020-07-11
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12609995142.html
大東亜(8) 赤い日本人形の秘密:五十六記念館
2020-07-21
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12612137237.html
アンネ(16)ヒトラーは生きていた2013/8/2(金) 著
2022-05-18
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12743418479.html
ナチスに資金提供したのが、シオニストの米国ユダヤ国際金融資本家たち。ヒトラーは使命を果たした後、南米でブラジル人の恋人と95歳まで生きた。
これを事実と認めると、イスラエルとユダヤ金融資本家たちが捏造した世界史はひっくり返る。故に、必死に否定している。
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