(前回記事)
心の履歴(150-1) 
重過ぎた課長職
2009/06/15 著

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12747263745.html

(今回記事)
心の履歴(150-2) 
親知らずの過酷な激痛三日三晩
2009/06/15 著

この頃でしょうか。
週の初め、バッファリンで騙しだましに痛みを何とかこらえていた上顎の親知らずが激痛に豹変。バッファリンが効かなくなったのです。

その週は月曜から金曜午後までの毎日、朝から夜の接待まで変更の出来ないスケジュールでぎゅうぎゅうの時でした。

仕事中は何とか痛みに堪えましたが、接待が終わって深夜帰宅後からが大変。


ズッキン! ズッキン! なら未だマシ。
ズキズキズキズキズ~~~~~~~~~~

布団の中で寝くるまって激痛に耐える。

体中、汗だらだら。半端じゃない。

耐えかねて両手の拳を天空に突き上げる。

「ワォ~~!」 夜明けまで。

睡魔に陥るのは疲労で朝方の1時間程のみ。
これが三日三晩。

待ちに待った金曜夕方、歯医者に飛び込みました。
親知らずが虫歯になって根っこを残してボロボロに欠けてしまったのです。


バッファリンの作用です。

つまり、神経が白いヒモのように裸! 

根っこは真横に生えていますし、それを抜くためのペンチを当てる場所は欠けているので無い。

歯医者は躊躇。「歯茎をシッポリ切らなきゃならない」「麻酔は効かないかも」「危険な手術」「腫れが治まってから」、などと彼は何かと理由をつけて抜くのを後日に伸ばそうとする。

私「今直ぐ抜いて下さい。後日、何か問題が起きることを恐れているのでしたら、今、ここで念書を書きましょう。死んでも未練はありませんから。」

こう言ったら、ようやく手術に着手してくれました。
確かに抜くのに苦労していました。

1時間弱? メスに、ニッパの変な形やキリのようなミニ大工道具で悪戦苦闘。


あ~でも駄目。

こうしても駄目。

大汗をかいて。

顎がくたびれました。

遂に、縦にざっくり切った歯茎から残る三分の一の根っこがポロリ。

感激でした。
これが私を苦しめていた元凶。

貴重品。

その夜、成る程、激痛には間違いない。
歯医者がくれた痛め止めの錠剤は全く効きませんでした。

でも、それまでの生きるか死ぬかの三夜の激痛に比べましたら軽いもの。


ぐっすり眠れました。
 

つづく

 

心の履歴30代①入社編:目次
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