(前回記事)

心の履歴(144)
社員旅行は危険がいっぱい!
2009/05/21 著

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12744937350.html

 

(今回記事)

心の履歴(145)

これこそが珍事
2009/05/23著

それは前代未聞!

言っても信じてもらえない一物との出会いでした。


彼の愛する息子は、ポコリンコと現れた。
「オッ!オッ!淡いピンクじゃないか? きゃつは結婚して何年経つ?」
「二年は経っているはず」
「これじゃ、子供はいないな」
「未だ出来ないそうだ」
「この酸性焼けのしていない白さじゃ無理も無い! 努力の痕跡が無い!」

さて、マジックの蓋を開けて
「ぐるっと周囲にリングを描こうか? それともカブトを真っ黒に塗り潰そうか?」

「ウウ? ウゥ~~ウッ? 何じゃこれ? 良く見ろ! 先っちょが丸くぴょこんと出ているぞ!」
「そんな馬鹿なことは無いやろ。飲みすぎで目がおかしくなったのだよ」

目を凝らして
「オイ!オイ! 見ろ! やっぱり先っちょが丸く出ている!」
「あれ(ス希ン)をはめているんじゃ!」

「成る程! しかし、たいした奴よ! マジック対策を事前にしていたのか!」
「こりゃ、つまらんな。やり甲斐が無い!」

彼のブリーフを元に位置に戻し、テラスの椅子に座って放心。
「残念やな。せっかくのチャンスだったのに。キャツもなかなかやるね」
「何か面白いこと無いかいな?」

「冷蔵庫のビールを飲んできゃつが飲んだことにしよう!」
そこで冷蔵庫からビールを取り出し残念無念の乾杯!

「自宅で装着して来たのやろか?」
「そうかもしれんな」
「奥さんが朝に着けてあげたのやろか?」

「マジック、もう必要ないから帳場に返しに行くわ」
そう言って彼は立ち上がり部屋を出ようとしました。

「おい!おい!ちょっと、ちょっと待て!どうも変だ!冴えないのはビールが飲み足らんからだ!もう一本飲んで目を覚まそう!」

「あのねェ、自宅からだともう12時間経っているんだよ。
それで、まさかトイレに行かないってこと無いだろう!」

「それじゃ、宴会の始まる直前に装着したのか?」
「泥酔した場合の落書きの防止にはなる。でも不自然だよ」

「酔って眠ってから起きてトイレに行った時にどうなる?」
「そりゃ、気付いて外すだろうよ」

「でもなあ、山科のアパートに住んでいた時だよ。午前2時頃かな。1階のダンプの親父に起されたのさ。パンク魔を捕まえたって。それまで一晩に30台から60台前後の車をパンクさせられたのが三度。夜中にダンプの親父は見張っていたのだよ。-

- ダンプの親父は現場を押えた。執念だね。相手は二人。犯人達は持っていたアイスピッケルは暗闇の中にほうり投げた。-

- その犯人というのが、僅か四軒隣の民家の息子とその友人。その二人は共に京大三回生(昭和25年前後生れ)。-

 



- そして、ダンプの親父とその隣の親父とワシは並んでツレションしたんだ。寒い夜だった!犯人を捕まえてお互いに気持ちよく土手道から下方の溝に向けて放水。

 

ダンプの親父達は直ぐにシャーと音を立てるが、ワシの方だけちっとも水音がしない。-

 


- 何故だと思う? 浴衣の中でどんどん膨らんでいたのだよ。夜店で売っているぼんぼん(水風船)のように。(註)-

- ましてや、酔って寝込んだ後に目覚めてトイレで直ぐに気付くと思う?」

「?????」
「?????」

お互いに、目を見合わせた。目を丸くして。

「と、すると??」
「と、すると、あれは、きゃつのものそのものだ!」

酔いは一変で醒めた!

ヒンシュクをかうも猶もつづく

 

 

(註)ぼんぼんの記事へのコメントの一部抜粋
No title 女性
人生色々なんですね~(中略) ボンボンのお相手はお部屋で熟睡してたんですか~(゚ー゚;Aアセアセ
2012/02/17 19:10 OR(茨城)40代 後、再婚

 

 

つづく

心の履歴(146) 
熱海の夜はふけて
2009/05/25 著

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12745000655.html
 

心の履歴30代①入社編:目次
2022-04-08

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12736672224.html