(前回記事)
心の履歴(317) 
わかさぎの佃煮販売の限界
2022-01-05 (2010/09/08 著)

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12718877265.html

 

心の履歴(318) 
オホーツク・流氷に嫌われた私
2010/09/11


網走の西に隣接する紋別(もんべつ)商業組合は、ブラウン社と密着。紋別管内での各商店の機器は100%ブラウン社でした。

処が、組合の理事長の使い込みが発覚。
その額、5千万円。
これはイチ大事。
だから、道東事務長会議にも出席しなかったのか!
 
紋別市内の坂の途中のLL社紋別出張所を訪問しました。「紋別組合には、近づかない方が良いですよ」 とはLL社所長の言。
 
そう言われれば近づきたくなるのが反骨精神旺盛な私。
新理事長の店舗事務所兼組合事務所にお伺いしました。
 
使い込みで旧理事長と会計は逮捕されている。処が、ブラウン社は新理事長の当組合に一度も顔を出した事が無いとのこと。
 
ブラウン社は斡旋バックマージンを組合に払うのではなく、旧理事長に個人的に渡した結果、公私混同の癖を旧理事長につけてしまったのです。

東証一部上場のブラウン社は責任を感じるのならば、この紋別組合の再建に尽力すべき立場なのに逃げてしまっている。
 
紋別市は人口3万2千人。組合加盟商店数が100軒ならば、一軒あたり50万円の負担となる。新理事長から紋別市の状況や新理事長としての考えを聴聞。
 
数ヵ月後、面談予約をとり二度目の訪問。
私が考えた組合再建案を渡し説明しました。
 
反応ゼロ。性格なのでしょう。
新理事長には更にもう一度お会いしましたが同じ。
次回から組合には寄りませんでした。
 
前理事長と癒着していたブラウン社はこの紋別市場から去り、他のライバル各社も足踏みしていましたから、紋別市場はライバル無し。組合に関係無く展開出来ました。
 


(網走から紋別に行く途中の流氷に閉ざされた能取岬と灯台)

紋別には、この組合訪問の三回も含めて1988年から1990年の三年間に10回前後入りました。
 
理由は? と言いますと、北見枝幸(えさし)の毛がにを食べにではありません。無論、仕事です。
 
行く経路は三つでした。
その1)札幌・丘珠(おかだま)空港からYS-11で紋別空港へ。そこからリムジンバスで。その2)千歳空港から女満別空港へ。そこからは北見出張所の中塚君の車で網走→紋別へ。その3)JRで旭川駅から北見駅へ。そこからも塚本君の車で紋別へ。


(これも網走から紋別に行く途中の能取湖(ノトロコ)のサンゴ草。ブログ友ゆうこさん撮影)
https://ameblo.jp/kirinomati216/
 

余禄として、紋別港から出る砕氷船ガリンコ号に乗船するチャンスを窺がい、流氷の接近を当てにして毎年二月に紋別に行く予定を立てました。

 

紋別・ガリンコ号
https://qualitynet.co.jp/campany/garinkogo/

 

然し、この流氷だけは何ともならなかったのです。
宝くじみたいなものでした。

 


 
前日に流氷が接近が二度。
ところが何れの日もその夜、風向き一つで遙か沖へ。
 
翌日に確実に接近するのでしたら何とかスケジュールを変え、もう一泊したのですが何ともなりませんでした。
 
女満別(めまんべつ)便も女満別空港の上空を通り越し、オホーツク海までぐるりと飛んでくれるのですが、「流氷、やぁ~い!」の掛け声で終わりました。
 
然し、冬季、この道東北部の北見市内と網走市内にいるときはいつも実にいいお天気でした。
処が、何故かオホーツク海に出ますと曇りとなります。

北見の中塚君の車で網走商業組合→理事長宅→網走市内のたった一軒の顧客を訪問→能取(ノトロ)岬→能取湖→サルマ湖→紋別市なのですが、海が青くない。
 
丘珠空港→紋別空港でも、灰色の海。
どうして?
 
秋の午後、斜里から知床半島へ行った時もそうでした。
途中、オシンコの滝を観、浜辺に降りて幅4m程の川を見物。
 
シャケが河口から遡上です。浅瀬で背びれむき出しですから、四足の熊さんにだけでなく、闇夜に紛れ網を抱えた二本の忍び足が活躍する。大型チェストフリーザーが鮭で満杯になるはず。
 


(写真は、網走流氷観光砕氷船おーろら)

ユーチューブ
https://youtu.be/MXywDev33hw

 

ウトロを過ぎて温泉宿泊。
知床岩尾別温泉「ホテル地の涯」。
 
翌朝、風雨極めて強し!
ウトロから砕氷船おーろらに乗るつもりが、よく揺れるとか。
お互い船に弱いので取り止めました。


別の時、空港でレンタカーを借り一人でウトロに入った時も晴れず。オホーツク海には、悉く嫌われました。
やはり、出張の動機が不純だったからかも。
 

つづく

心の履歴(319) 
会議は道東の何処かの温泉で
2022-01-06 (2010/09/13  著)

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12719185837.html

 

 

『心の履歴』40代北海道編1⃣ 目次
(自) No.241 1987年1月~

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12712060251.html

 


注)上記の掲載写真で能取湖のサンゴ草とガリンコ号の二枚を除く四枚は「旅なび!網走」に掲載されている画像です。網走市経済部観光課観光振興係の許可をいただいて掲載しております。