(前回記事)

心の履歴(290) 

分からなかった複雑なる女心

2021-12-19 (2010/07/17 著)
https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12626553239.html

 

(今回記事)

心の履歴(291) 

宿をあわてさせた道内家族旅行
2010/07/19 著
 
札幌に転勤した翌年(1988)の秋、翌翌年(1989)の五月連休の宿泊予約を電話で入れました。
 
それから正式申し込みの往復葉書を出さずに、その翌年の五月連休、家族四人で出かけました。

最初の宿泊は、十勝岳温泉凌雲閣。


注)写真で黄色の○で囲んだ所が凌雲閣。
この位置は、標高1280m。

 



「わあ~~!これが!!」

 


注)写真が当時のもの。 


その建物のあばた具合に、入る前から家族の卑下の眼差しを感じたものです。
 


今は、建て直してきれいです。

そして受付へ。

受付「予約が、入っておりません」 
更に一段と家族の卑下の冷たい視線。

私は、バックからおもむろに手帳を取り出しました。

私 「昨年11月22日、午後1時15分、ここに電話をし予約させていただきました。その時の電話に出た方のお名前は、安本 さんと言う方です」
 
どうやらその時、電話を受けた人は辞めていないらしい。

話が前に進まない。
 
私 「札幌に帰れ!と言うのですか?」

さあ~~! 彼等はあわて出しました。
我等はその辺の椅子に座ってお返事待ち。

なにせ五月の連休だから空室などあるわけはない。

走り回るばたばたとがやがやの音。
 
案内されたのが大広間。
これが酒臭い!! 

布団はせんべいに歴史を感じるくすんだ色。

妻の呆れ顔を他所に、息子と洞窟を通って洞窟風呂へ。

 


その洞窟浴場から抜けると断崖絶壁の露天風呂。

 


https://www.travel.co.jp/guide/article/41103/
 

向かいは残雪の十勝岳。
絶景かな。
 
見下ろす真下は谷底。
ぬるかったが感激。

更に酒臭い部屋から見下ろす上富良野。
 
上富良野にかかっていた雲がゆっくりとこちらにやってくる。
 
ここも絶景!!
子供達には喜ばれたが妻には極めて不評。
 
翌日は、狩勝峠→帯広→幕別温泉
国民宿舎幕別温泉に宿泊。
 
ここではちゃんと予約の記録があり、すんなり泊まれました。
出張で宿泊した事がありましたから、電話だけで予約が成立していたようです。
 .
.
注)この木造の学校のような建物が国民宿舎幕別温泉の正面
 
この温泉は、モール温泉。

十勝川温泉と同じ。
お湯は茶色。
 
炭化した木の葉の細かな破片がお湯の中にいっぱいあるのです。それと高台にありますから、帯広平野を見渡せます。
 
注)国民宿舎幕別温泉は、その後、建物の老朽化で平成2年3月閉館。跡地は、十勝幕別温泉 グランヴィリオホテル(ルートイングループ)

 

三日目は、釧路湿原・丹頂鶴→川湯硫黄山→川湯温泉グランドホテル宿泊。
 
この日に、摩周湖に寄ったら霧が無かったはず。
私は何度か行っていますが、家族はこの一回だけ。
霧の無い時と両方見せたかったです。
 (参考)摩周湖のライブカメラ
 http://www.masyuko.or.jp/pc/live1.html
 
四日目は、摩周湖→阿寒湖→トムラウシ温泉
トムラウシ温泉東大雪荘も「予約は聞いておりません」。

 



予期していた通り。
十勝岳温泉凌雲閣に全く同じ。
電話を受けたそうじまさんと称する人は辞めていない。

私がおもむろに手帳を取り出す。
今度の家族の眼差しは、皆、ほほえみを浮かべている。
 
さすが、二度目。
次なる展開を予期しているからだ。
 .
注)上の東大雪荘の写真は、1989年当時のもの。
注)電話予約を入れたのが前年1988年11月22日午後2時 東大雪荘 支配人 そうじま氏

通された部屋は、鍵無し、川のほとり。


雰囲気は職員の休憩所。 
夜の布団の中で聞くせせらぎの音は心地よい子守唄でした。
 
ここで初めて鮭の解凍した刺身ルイベを食べました。
美味しかった!!
温泉は90℃。
熱かった!!
 
こうして、無事、札幌の自宅に帰ってきたのでした。

 

☆☆☆

 

私の苦境を乗り切った歌・松田聖子
2008/07/14 著


誰も収拾がつけられなかった北海道。

1987年一家で札幌に赴任しました。

四面楚歌の北の地で、唯一、私の心を鼓舞してくれたのが松田聖子さんです。

全道、北は稚内、東は根室、南は函館。

出張の時、必ず持参したのが松田聖子さんのカセット。

道内、車での移動時、或いは飛行場でレンタカーを借りると真っ先にカーステレオにカセットを入れました。

 

http://youtu.be/HA4g2FIesg4

 

車の中で聖子さんと一緒に大声で歌うのです。

聖子さんにつきましては、女性の皆さんにとりまして是非論がありますが、私にとりましてはかけがえのない人なのです。

今、松田聖子さんの歌を聴くと、北海道時代の諸々の出来事が昨日の事のようにカラーで思い出されるのです。

 

つづく

心の履歴(292) 
ヤング・セールスウーマンの実力
2021-12-20 (2010/07/20 著)

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12626564474.html

 

 

『心の履歴』40代北海道編1⃣ 目次
(自) No.241 1987年1月~

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12712060251.html