大東亜戦争(太平洋戦争)中に中国・中共軍に捕虜となった日本兵の処遇などに関しては、山崎豊子著『大地の子』で書かれているが、山崎豊子氏は肝心なことは述べていない。

 

※NHK土曜ドラマ 大地の子 放送期間:1995年

 

それは当然とも言える。『大地の子』を書くにあたって中国は山崎豊子の中国現地取材に協力し、中国の検閲を受けた小説だからである。

 

以下、本論

中国軍は戦時中、数千年の歴史で培った洗脳技術を駆使し、捕虜日本兵を容易に洗脳する手法を編み出していた。

 

   ☆

 

日本人のDNAとして脳幹に潜む特徴は、平安時代400年、江戸時代260年と言う、世界に類例無き長期平和を謳歌した時代にはぐくまれた思考である。

 

この思考とは、極論を言うと、物事に関して基本的には性善説であり、同時に『善』と『悪』、『マル(〇)とペケ(✖)』、『白と黒』しかないのである。そして正義は必ず勝つこととなるのである。

 

故に疑問の『△』や『?』、『灰色』が無いか薄い。

つまり、猜疑心などに欠けるマルペケ単純思考である。

 

拠って日本人を騙すのはいとも簡単である。

筋の通った嘘八珀を並べたらいいのである。

テレビで何度もがなり立てたら日本人は信じるのである。

 

更に村思考が重なり、虚でも隣人がいいとなったら、私もいいとなるのである。

 

単純思考の典型的例が、江戸時代以降絶賛を浴びる『赤穂浪士』で、現在では『相棒』『私、失敗しないので』もこれに近い。

 

これを狙ったのが北朝鮮系宗教であり、その代表が安倍一族が育成した統一教会である。

 

戦前、戦中、日本兵は悪いことをしたから、或いは先祖が悪いことをしたから現今の日本人は償わなければならないとの嘘八百を洗脳された日本人は霊感詐欺商法で、或いはお布施で法外な額を統一教会に納めることとなる

 

   ☆

 

余談が多くなったが、本文に戻る。


戦時中、中国軍の捕虜となった日本兵は、帝国日本陸軍は残虐非道な憎むべき悪とし、悪は罰せられねばならない故に、その証として日本軍の行ったことは残虐なものとするのが正義であると思い込ませた。

 

同時に、中国が戦時中に南京とは無関係な中国が犯した他の残忍な画像や、改めて中国人が日本軍に変装し中国人を殺害する映像を南京事件として世界に流した捏造のプロパガンダ映像を日本兵に見させ続け、架空のことを事実と思い込ませた。

2007年頃、読売が作成し放映したプロパガンダ・南京ドキュメンタリー映像はユーチューブで7巻にも及んでいた。

 

当時観たメモと記憶によると、映像は旧日本兵の日記を中心に繰り広げられていた。日記の寸法は見開きしたらA4サイズで懐中日記としてはかなり大きい。

それも一人の元兵士が書いた日記は十数冊であり、筆記用具の半分以上はペンであった。

 

それを観たとき、先ずはインキのガラス瓶を持てるだけの肉体的余裕があったのだろうかと不思議に思ったものである。

 

あの精根尽きる程の戦闘や泥沼を渡る行軍中、日記帳をリュックに入れて抱えることさえ至難の業。肩に食い込む故に1グラムでも荷物は減らしたいものである。

 

それにインクのガラス瓶である。

誰が考えても筆記用具は鉛筆が当然ではないのか。


更に不思議なことは、十数冊いずれも同じ装丁で、同じペンで文字の大きさ太さも筆跡も何一つも乱れることなく全く同じなのである。

 

戦場での夜は電灯で明るい時もあればロウソクの時もあったはずだし、疲労困憊の時もあったはずだ。


故に日にちが変われば描く文字は時には乱れて当然なのだが、それらの形跡は皆無である。

 

鉛筆で書かれたものも同様である。鉛筆は通常書き続けるにつれて文字が若干太くなるが、ここでもその形跡はない。

 

更に言うならば、水深の身の丈に近い河川や沼地を渡るとき、いかに油紙で包んでいたとしても、水で濡れてにじんだ文字や紙が濡れた形跡は一つも無かったのである。

処が2015年にまたまた読売系の日本テレビが改めて作り直した捏造物を放映している。

 

この映像では十年ほど前に観た映像の一部がカットされている。

そのカット部分とは、中国に捕虜として抑留され帰還した旧日本兵の元に、度々白人が通訳を伴って訪問していたとの家族の証言である。

 

更にこの旧日本兵は自室に閉じこもり何か書き物をしており、時には家族に行き先も告げずに外出していたとのことである。更に更に、彼の死後、彼の部屋からは日記帳以外の書き物は無かった。

 

このカット部分で何が起きていたのかは想定するしかない。


恐らく捕虜の期間中、幾人かの者は日記を書き直して解放されたが、各自夫々の書き直した日記の内容に一貫性を保つため、帰還後、時々訪れる米人の指示により更に書き直されたのであろう。

その完成をもって「捏造:南京虐殺事件」が戦後26年経過した1971年に朝日紙上で連載した本多勝一著『中国の旅』で公表されたとのことである。

 

それまで南京虐殺などは中国人の誰も知らなかったことである。

この捏造された日記で二度も映像化したのが読売である。

何しろ、読売は、今でも米国GIAのスパイ組織で別称『CIAスパイ新聞』である。

 

(参考)
2006年、早稲田大学の有馬哲夫教授がアメリカ公文書館で驚くべき資料を発見した。 

 

日本テレビの創設者であり、読売グループの総帥であった故・正力松太郎が、CIAからコードネーム「ポダム」(Podam.)と呼ばれるスパイ(工作員)だったことを記した文書である。

 

そして読売新聞&日テレのCIAのコードネームは「ポダルトン」(podalton)である。

 

(もう一つの日本人洗脳手段)
戦時中、中共に洗脳された代表例が日本共産党の野坂参三だ。
米国が中国共産党を創り、戦後、米国GHQが中共の日本人洗脳技術を駆使することに全面協力したのが野坂参三。

 

野坂はGHQの『CIE』(民間情報教育局 Civil Information and Education Section)に日参し、日本人洗脳最先端場所として学校に狙いを付け、GHQの指示で在日朝鮮人の日教組を創立した。

この辺の状況については、次の稿で述べる。

 

尚、参考までにヤフオクに日本陸軍の懐中日記が出品されていたのでその画像を掲載する。装丁が同じものは二つとない。

旧日本軍 陸軍中将 遺品 日清~日露戦争期 日記 手帳 大量一括。宮本照明 台湾総督府 中国満州支那 軍人 軍事資料機密文書日誌ミリタリー

 

つづく

 

中国の洗脳技術と戦後の日本兵
2017/06/06 著

 

(画像)
大地の子

https://blog.goo.ne.jp/kmkmso27yk63yy33/e/573bd7a442d2b4c25c5f4b4e8ff90df1