先日、こたつのリスクについてTV報道がありました。
「おや? なんで今更。」と思いました。2018/02/01 著

然し、こたつの歴史は室町時代から。

『日本の伝統的な家屋は、障子や襖などにより、非常に通気性が良い構造だ。

 

その構造は、夏に大きく効果を発揮する反面、冬には致命的である。部屋全体を暖める暖房よりも、布団を被せ密閉した空間を暖めた方が効率が良いのだ。

 

まさに、日本文化から生まれた暖房器具である。』

 

江戸時代のコタツ(『絵本常磐草』より)


『下半身だけ暖めているのにも関わらず、体全体まで温まってくる。』

 

そのこたつにTVでは今更ながらリスクだけを唱えるとは、裏に何かがあるのでは?と思いました。

 

江戸時代の掘りごたつ(『絵本和歌浦』より)

 

リスクとは、『下半身だけが温められる⇒汗をかき体が脱水症状を起こす⇒血液が濃くなる⇒血栓ができやすくなる⇒心筋梗塞肺塞栓症(エコノミー症候群)や脳梗塞のリスクが高まる』との事。そして体重が一晩で1kg~3kg減量した体験談もありました。

 

そこでネットで調べてみると、確かにそのようなこたつで亡くなったことがここ数年、語られていました。

 

江戸時代の置きごたつ(『炬燵の娘と猫』歌川国政 画)

 

然し、腑に落ちません。それなら、室町時代から江戸時代までのどこかにその記録が残っているはずです。

 

せめて昭和の時代に、そのようなことがニュースにならなくても、せめて口伝えで耳に入っているはずです。

 

置き炬燵のなか

 

私の幼少時代、我が家の冬の暖房は薪(まき)ストーブでした。父はこたつで「ひやみこき」(怠け者)になると称し、こたつは許さず。

 

父方のお祖母さんは武家のしきたりで育ちましたから、町人の文化でもあるこたつは許されるものではなかったようです。

 

でも、当時の友達は大半が農家。遊びに行くと、土間にある掘りごたつで暖をとっていましたが、こたつで死んだとか病気になった等との話は一切聞いたことが無かったのです。

 

但し、こたつで寝たら風邪をひくとは言われていました。

 

名作浮世絵

 

では一体全体、昔と今のこたつはどう違うのか?

 

昔のこたつの熱源は、木炭や練炭やたどん(炭団)。

今のこたつの熱源は、電気。

 

典型的な違いは電磁波の有無。

こたつのリスクを唱えていますが、この電磁波のリスクについては何故か語られていないのです。

 

私はこたつのリスクで述べられている心筋梗塞や脳梗塞の根本原因に、電磁波が潜んでいるのではないかと思っています。

 

と言うのは、昭和期、危険と言われる程の電磁波は、電子レンジ以外、通常の立地条件では流れていませんでした。

 

それが今や、室内でも、駅舎やレストランでも電磁波だらけ。

携帯会社の電波塔からも強烈な電磁波が降り注ぐ。

それに携帯電話などは、直接電磁波が脳を直撃。

 

つまり、人の脳や身体は、常に電子レンジでチンされた状態にあるのです。

 

人間は60兆個の細胞という電池で出来ている電気的な存在であるからこそ、特に神経の伝達は電子ですので、電磁波の影響を大なり小なり受けてしまいます。

 

以下の記事などから、こたつから受ける電磁波が心筋梗塞や脳梗塞の原因の一つとなっていることが理解出来ると思います。

 

■極低周波電磁波の測定数値

 

電界発生量 V/m
(ボルト・パー・メーター)
磁界発生量 mG
(ミリガウス)

 

電子レンジ    500V/m  80mG

電気毛布    300V/m    100mG

電気こたつ 
(ヒーターユニット部分) 350V/m 50mG
ノート型パソコン    800V/m 0.8mG
家庭用ゲーム機    280V/m  0.8mG
デスクトップ型パソコン(TFT) 300V/m 0.4mG

電化製品と電磁波
https://denjiha.com/what/denka.html

 

■家庭のWi-Fiルーターから出る電磁波は、3G回線やLTEなどの4G回線の電磁波よりもかなり強い。

スマホのWi-Fiがオンになっていると強烈な電磁波が出ている。

使わないときにはオフにすべきだ。

アイホンの位置情報も強い。

使わないときにはオフにすべきだ。

 

※スマホの中では3Dが一番弱い。
普段は3Dにしておくべき。

 

更に言うならば、ブルーチュース(Bluetooth)

ワイヤレス通信技術だ。
ワイヤレスのキーボード、マウス、イヤホン、スピーカーは危ない。有線に切り替えるべきだ。

 

■電磁波による白血病や脳腫瘍

20V/m以上の電場被曝で、小児白血病が4.69倍にも有意に増加している(1995年のコギール(英)論文)

 

※電気こたつの場合、脚とヒーター(350V/m)との距離は僅か10cm強。尚、最近の電気毛布は電磁波カットの物が売られている。


配電線や配電所近くに住む子どもの小児白血病の発症率は一般の2.98倍、脳腫瘍は2.4倍(アメリカのコロラド大学医学部・ナンシーワルトハイヤー博士らが1979年に発表)


コネチカット州にあるメドウ通りは、巨大な変電所と高圧送電線に囲まれており、過去20年間で、このメドウ通りの9世帯のうち4世帯から、脳腫瘍患者が出て、住民のほとんどが頭痛に悩まされている(有力雑誌『ニューヨーカー』1990年7月9日号)。


携帯電話使用者の脳腫瘍発症率は、不使用者の2倍(2000年、スウェーデンで発表された論文)。


カリフォルニア州では、携帯電話を直接耳につけての使用を違法とする法律ができ、イヤホンの使用が義務づけられた。


大阪府門真市末広町には、住宅街の上に送電線が張り巡らされている。この町の周辺では白血病の死亡率が大阪府平均の120倍。


現在では、電磁波が細胞のカルシウム・イオンを流出させることで、神経細胞の伝達を乱れさせ、それがガン細胞の発生など様々な悪影響に関連しているという説が有力となっています。
https://www.binchoutan.com/denziha/index.html

 

■2015年の6月、イギリスに住む15歳の少女ジェニー・フライは電磁波過敏症であり、Wi-Fiの電磁波が原因で肉体や精神が衰弱し自殺をしました。

「電磁波過敏症による主な症状」

★目の痛み。
★皮膚の乾燥や炎症。
★鼻づまり。
★鼻水。
★顔のほてり。
★口内炎。
★歯や顎の痛み。
★頭痛やうつ。
★異常な疲れと集中力の欠如。
★吐き気。
★肩こり。
★関節痛。
★呼吸困難。
★手足のしびれ

 

以上の様に、今は日常生活で強い電磁波を浴びており、更に無防備でこたつの電磁波も浴びたらひとたまりもない。

 

では、どうするか。

                つづく

(画像)
江戸ガイド こたつ

https://edo-g.com/blog/2016/02/heater.html/heater8_m

浮世絵シリーズ12『特選・名作浮世絵2』
http://www.meibis.com/ukiyoe/uki12.htm

 

(引用)

【Wi-Fiの電磁波に注意】
http://www.diamondblog.jp/official/kanenariyosei/2018/01/08/%E3%80%90wi-fi%E3%81%AE%E9%9B%BB%E7%A3%81%E6%B3%A2%E3%81%AB%E3%81%AF%E6%B3%A8%E6%84%8F%E3%80%91/
https://hameefun.jp/column/602
https://youtu.be/80PXvKO1NjI