日本で販売されているごま油、キャノーラ油、サラダ油の原料の大半は、遺伝子組み換え食材（GMO）です。
更に、キャノーラ油やサラダ油には、トランス脂肪酸を多く含み、認知症や動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めます。
その点、オリーブオイルは寧ろそれらのリスクを軽減するのですが、まがい物が多いので要注意です。
（参考）間違いない市販品の一つに、イタリア品質協会に認定された『日清オイリオ』のボスコプレミアム エキストラバージンオリーブオイルがあり、スーパーなどで販売されています。
お近くのスーパーで販売していない場合は
（参考価格）
ヨドバシカメラ通販部
１４５ｇ
価格：￥473（税込）
ポイント：48ポイント（10％還元）（￥48相当）
日本全国配達料金無料
https://www.yodobashi.com/product/100000001004246171/
同じく『日清オイリオ』 の安い方のエキストラバージンオリーブオイルは、１００％Pure、６８４ｇで８００円前後。
※私は日清オイリオとは全くの無関係です。
さて、本題
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Olive oil, diet and colorectal cancer: an ecological study and a hypothesis.
オリーブオイル、食事、結腸直腸癌：生態学的研究と仮説
※ここでは研究の詳細なデータは省略し、結果だけです。
J Epidemiol Community Health. 2000 Oct;54(10):756-60.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10990479
Stoneham M1, Goldacre M, Seagroatt V, Gill L.
Author information
Unit of Health-Care Epidemiology, Department of Public Health, Oxford University, Institute of Health Sciences, Oxford. michael_david.stoneham@which.net
Abstract
STUDY OBJECTIVES:
Colorectal cancer (CRC) is a common cancer in many western countries and is probably caused in part by dietary factors. Southern European countries have lower incidence rates of CRC than many other western countries. It was postulated that, because olive oil is thought to influence bile salt secretion patterns in rats, it may influence the occurrence of CRC. The purpose of this study was to compare national levels of dietary factors, with particular reference to olive oil, with national differences in CRC incidence.
概要
研究の目的：
大腸がん（CRC）は、多くの西欧諸国でよく見られるがんであり、おそらく一部には食事要因によって引き起こされます。
南ヨーロッパ諸国は、他の多くの西欧諸国よりも大腸がん（CRC）の発生率が低いのです。
オリーブオイルはラットの胆汁酸塩分泌パターンに影響を与えると考えられているため、大腸がん（CRC）の発生に影響を与える可能性があると仮定されました。
この研究の目的は、特にオリーブオイルを参照し、CRC発生率の全国的な差異と食事要因の全国レベルを比較することでした。
DESIGN:
Ecological study using existing international databases. Incidence rates for CRC, food supply data, and olive oil consumption data were extracted from published sources, combined, and analysed to calculate the correlations between CRC and 10 dietary factors. Associations were then explored using stepwise multiple regression.
企画：
既存の国際データベースを使用した生態学的研究。
大腸がん（CRC）の発生率、食物供給データ、およびオリーブオイル消費量のデータは、公開されているソースから抽出、結合、分析され、CRCと１０の食事要因との相関関係を計算しました。次に、段階的多重回帰を使用して関連を調査しました。
SETTING:
28 countries from four continents.
設定：
４大陸から２８カ国
MAIN RESULTS:
76% of the intercountry variation in CRC incidence rates was explained by three significant dietary factors-meat, fish and olive oil-in combination. Meat and fish were positively associated, and olive oil was negatively associated, with CRC incidence.
主な結果：
大腸がん（CRC）発生率の国内変動の７６％は、３つの重要な食事要因、つまり肉、魚、オリーブオイルの組み合わせによって説明されました。
大腸がん（CRC）の発生率と肉および魚は正の関連があり、オリーブオイルとは負の関連がありました。
CONCLUSION:
Olive oil may have a protective effect on the development of CRC. The proposed hypothesis is that olive oil may influence secondary bile acid patterns in the colon that, in turn, might influence polyamine metabolism in colonic enterocytes in ways that reduce progression from normal mucosa to adenoma and carcinoma.
結論：
オリーブオイルは大腸がん（CRC）の発症を予防する効果があるようです。
提案された仮説は、オリーブオイルが結腸の二次胆汁酸パターンに影響を与え、次に、正常粘膜から腺腫および癌腫への進行を減少させる方法で結腸腸細胞のポリアミン代謝に影響を与える可能性があるというものです。
（画像）
オリーブオイル
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