行動認知療法は時間は掛かりますが、考え方の癖や過去のトラウマの対処法を学ぶためとてもいい治療選択だと思います。



ただ、日本ではまだまだメンタルヘルスは二の次にされがち。我慢は美徳。弱音を吐かない強い人間が良しとされる文化です。



先進国でこんなに自殺率が高いのも、これらの要素が関係しているということは明白でしょう。



行動認知療法は完了まで2〜3年くらいかかると考えてもいいと思います。

もちろん、どれくらいの心の傷を抱えているか。問題を抱えているか。


それは表面からは見えないため、難しい判断にはなります。



歯科矯正を思い浮かべてください。

歯が動き、綺麗に整うには時間が掛かりますよね?



考え方の癖も同じで、健康的な思考を癖をつけて習慣化するには時間が掛かるのです。



また歯列矯正も治療後に保定装置(リテーナー)を勧められるはずです。

これは普段の食事や噛み癖、ストレス要因からの歯軋りなどで再び歯が動かないためです。



行動認知療法も同様に、完了後、保定装置が必要と感じています。

これは専門家と相談して決めることにはなりますが、過去のトラウマや日々の漠然とした不安に悩まされている方へ参加になると嬉しいです。