LiSA初ベストで伝えたい“今のアタシ” | みなものブログ

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初ベストで伝えたい“今のアタシ”

LiSAがキャリア初のベストアルバム「LiSA BEST -Day-」「LiSA BEST -Way-」を2タイトル同時リリースした。

2011年のソロデビューから現在に至るまでの代表曲を、自身の手でまとめた今回のベスト盤。それぞれのタイトルには新曲も収められ、充実した内容となっている。そんなベスト盤の発売を前に音楽ナタリーではインタビューを行い、リリースに至った経緯や新曲にまつわるエピソードを明かしてもらった。


今までLiSAのことを好きでいてくれた人たちのために

──ベスト盤「LiSA BEST -Day-」と「LiSA BEST -Way-」ですが、まず曲順に強いこだわりが見られますね。CDを再生して「これ途中で止められないやつだ」と思いまして。

あははは(笑)。このベストアルバムは、今までLiSAのことを好きでいてくれた人たちに向けて作ったんです。だったら「これ受け取ってもらったら絶対に超最高に楽しめるから!」って自信を持って言えるものじゃないといけないですよね。そこで「私が今まで歌ってきた大好きな曲たちを、どういうふうに並べていったらもっと愛してもらえるだろう?」っていうことをまず考えたんです。

LiSA

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──内容としてはシングルの表題曲とアルバムのリード曲を中心に構成された王道的なベスト盤で、単にリリース順に並べても十分成立するけれど……。

それだったら別に私がやらなくてもいいですよね。例えばWikipediaを参照しながらリリース順のプレイリストを作ることは誰でもできますし。やっぱり「LiSA」っていう名前を冠するベストアルバムだし、その曲が一番映えるポジションを1曲ごとに考えて、かつ通して聴いたときにLiSAっていう人がどういう人間で、どういうふうに生きてきたのかっていうことが伝えられるような、ストーリーのあるものにしたかったんです。言ってみれば、いつまでも、そして何度でも繰り返し観たくなる映画のようなアルバムを目指しました。

──その意味では、ライブのセットリストとも違うわけですよね。例えば「Day」で言うと、4曲目に早くも「シルシ」というバラードを持ってきているのに驚いたんです。

もう、序盤で勝ちを決めたくて(笑)。

──ははは(笑)。

それは「Way」に関しても同じなんですけど、もう最初からお腹いっぱいになってもらおうと。おっしゃる通りライブだと4曲目に「シルシ」はちょっと早いかなって思うんですけど、でもCDで聴いていく分には成立するはずなんです。やっぱりみんなの思い出が重なったあとなので、つまり「シルシ」という曲がみんなの曲になっている今、この曲がこの位置にある意味を聴いてくれるみんながそれぞれに感じてくれるんじゃないかって。かつライブとは違うテンションで「次の曲はなんだろう?」ってドキドキしながら聴いてほしいなって思ったんです。

──そもそも楽曲を「Day」と「Way」に振り分ける基準ってなんだったんですか?

何かしらのテーマに沿って分けるというよりは、ストーリーを作るうえで大事なピースを選んではめていった感じですね。単純に「この曲の次は、何が来たら一番楽しいだろう?」って。私としては、サッカーチームを作るようなイメージです。

──各14曲入りですが、言わばベストメンバーで2チーム分編成したと。

そう。

──で、「Day」チームと「Way」チームが試合をしたら、結果はおそらく引き分け。

そうそうそう。もちろん勝ち負けとか、どっちが強いとか弱いとかは考えてないんですけど。だって、みんな大好きなんだもん(笑)。あと、乾くるみさんの「イニシエーション・ラブ」っていう、2つ別々の物語が最終的に同じところに着地する小説があるんですけど、「Day」と「Way」もそういう仕掛けをちょっと意識していて。要するに、この2枚にはそれぞれ違うストーリーや景色が見えるけれど、2枚とも最後にたどり着く場所は同じ。すなわち“今のLiSA”みたいな。だから、どっちを先に聴いても正解な2枚にしたかったんですよね。

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「Rising Hope」と「Catch the Moment」があったから

──先ほど「序盤で勝ちを決めたい」とおっしゃいましたが、2枚とも、リスナーからすると1曲目からノックアウトされた感があります。まず「Day」は、いきなり「Rising Hope」ですし。

ありがとうございます。「Rising Hope」は「魔法科高校の劣等生」というアニメのオープニングテーマで、作品のテーマが「守りたいもののために戦っていく」だったんです。で、この曲を作る直前に、私は初めて日本武道館でワンマンライブをしているんですけど、それが思いがけないライブになってしまって……。

──当日の体調が万全ではなかった(参照:LiSA「LiVE is Smile Always ~今日もいい日だっ~ in 日本武道館」インタビュー)。

はい。でもそのときに、みんなが最後まで私と一緒に戦い続けてくれたんですね。それならば私も、この人たちの遊び場を守らなくちゃいけないし、この人たちにもっともっといい音楽を届けるために戦わなくちゃいけない。そう覚悟したのが「Rising Hope」という曲でした。だから、作品に込められた気持ちも100%感じつつ、私個人の気持ちも100%詰めた曲なんですよね。

──「Rising Hope」は、アニメのタイアップ曲で初めてご自身で作詞をされた曲でもありますね。

ああ、そっか! だから印象が強いんだ。しかもその曲が、今になって大変なことになっていて。それこそ「ロッキン」(「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」)でも、「アニサマ」(「Animelo Summer Live」)でも、「サマソニ」(「SUMMER SONIC」)でも、どこでやっても必ずみんなを巻き込んでくれる、すごい曲に育ったなあって思ってます。

LiSA

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──一方、「Way」の1曲目は「Catch the Moment」です。

私はデビュー以来いろんな曲を積み重ねてきて、その中で「Rising Hope」という強い曲も生まれたけれど、それだけだったらたぶん「ベスト盤を出してください」って言われても「やだ!」って答えてたと思うんです。でも、「Catch the Moment」があったから、このデビュー7周年という“周年”のようなキリのいい数字ではないタイミングで、ベストアルバムを出してもいいかなって思えたんです。

──その理由は、具体的には?

「Catch the Moment」は、私がライブでやりたかったことをシングルで、それもアニメとの関わりの中で表現できた曲で(劇場アニメ「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」主題歌)。そういう意味では「Rising Hope」と同じく、作品とも自分とも100%向き合えた曲なんです。しかも「Catch the Moment」も、まだリリースしてから1年ちょっとしか経ってないのに、すごい勢いで成長して、すごい勢いでみんなのものになっているんですよ。もう、みんなと一緒に歌った「Catch the Moment」がホントに素晴らしくって。そうやってちゃんと“看板を張れる2人”を育てられた実感があったから、今ベストが出せたんです。