すでに引越シーズンの端っこについた模様です、例年より2週間ぐらい早いイメージです。
以前は2月真ん中から3月にかけてよく引越関連の記事を書きましたが過去記事を整理した関係もあり新たにまた書いてみようと思います。
汚部屋やゴミ屋敷の方が引越しするとなるとそりゃまあ大変で一大イベントとなるのです。
それでも計画的に行動すればなんてことはないのですがケツに火がついてから動き始める方が多いのでやっぱり大変なことになることが多いのです。
汚部屋系の方がやるべきこと3つ
1.徹底的にゴミはもちろん壊れた物や汚れた物を捨てる。
2.必要な物は優先順位を決めてキチンと梱包する。
3.部屋をキレイにして明け渡す。
まあ大げさに『やるべきこと3つ』なんて書いてますが引越する方はみんな普通にやることです。
まず(1)ですが汚部屋系の方はこの部分を徹底的にやりましょう、とにかく新居には汚れた物、壊れた物、使わない物を絶対持ち込んではいけません。
絶対にNGなのはとりあえず全部新居に運んで落ち着いたらゆっくり選別する、これやって上手く行った人をワタシは知りません。
(2)はゴミや不要な物がなくなれば比較的簡単ですがなんでもかんでも手あたり次第詰め込むのは絶対にダメです、最低限カテゴリごとにわけてすぐに使う生活必需品はわかりやすいようにしておきましょう。
これは新居についてすぐに全部開梱できるならいいんです、でもそうじゃない場合どこに何が入ってるかわからないとダンボールを片っ端から開けて引っ張り出さないといけません。
引越したばかりなのに部屋が乱雑になるのはだいたいこれです。
(3)これも本来当たり前のことなんですが最近は不動産トラブルや退去費用についての情報が出回っておりそれをどう歪曲して解釈したのか知らないけど汚部屋だった人が汚れや多少のゴミはそのままで明け渡してもいいという考えの人がいます。
去年だけで4名いました、今まで会ったことない思考だったのでちょっとびっくりしました。
確かに賃貸の部屋は使っていれば汚れたり劣化するものです、これを経年変化(劣化)と言い退去時の修繕費用からこの経年変化分を考慮して精算しなさいという国交省ガイドラインがあるのです。
ですから通常使用で起きたような汚れや劣化は借主責任で直す必要もなくそのまま退去しても大丈夫という考えですが汚部屋ゴミ屋敷系の方にこれはあてはまりません。
壁紙を例に取ります、入居後8年で退去する部屋があったとします、退去する日にキレイだし見た目はまったく焼けも汚れもない壁紙に記念にと落書きをして退去しました。
ですが後日この部屋の元入居者に壁紙全交換の請求が来ました。
さあどうでしょう?
考え方としては壁紙は7年目で償却を終え価値が1円となりますので8年経過した壁紙は資産価値ゼロなんだから落書きをしたとしても問題ないと思っても仕方ありませんが落書きをしたこと、これ自体は故意であり過失です。
ですから当然に壁紙交換の費用を払わなければいけません。
汚部屋系の場合もこの例と同じで汚部屋やゴミ屋敷は通常使用の域を超えているとジャッジされるのです。
賃貸住宅の場合はそもそも借主が自分の物を扱う以上の注意を払って使用管理しなければいけないとなっています、これを善管注意義務(善良な管理者の注意義務)
つまりゴミ部屋汚部屋となってしまったことは仕方ないけど通常に使用していた経過年数程度までは戻してね、というのが一応の法的解釈であり退去する者のマナーだと思います。
この3つをキチンとやるには確かに大変だとは思います、引越まで1か月以上あるとしても休みを全部お片付けや掃除に割くわけにもいかないでしょうから意外と日数がありません。
ですから早め早めに計画的に進めないと引越日まで数日下手したら前日になって大慌てとなってしまいます。
ワタシたちにしたら毎年のことですが前日や前々日のヘルプコールならまだマシで当日すでに引越屋さんが来てる中で泣きながら電話してくる方もいます。
自分ではやりきれないと思ったら早めにご相談くださいね。