過去記事のリメイクです。
この記事は2018年に書いたもので支援品名目で自分のガラクタを送りつける自己満足について書いた記事でした。
先週も深夜に地震があったり電気が止まるかもしれないだとか海の向こうではドンパチやってるし何かまた良からぬことが起こるのではと戦々恐々としております。
11年前の東日本震災の後に『被災地支援の液体ミルク使われず』 こんな見出しの記事が出てました。
あれは東日本大震災からしばらく経った頃のことでした。
ワタクシ高齢者宅のゴミ屋敷化したお宅を片付けてました。ええ、もちろん本人依頼のわけありません、そこも娘さんだか息子さん依頼だったはず。
そこの婆さん仕分けするカテゴリの中にやたら「人にあげる」というのが出てきます、仕分ける場合の基本パターンは「要る」「要らない」「売るもしくはあげる」ですがよーく見ると「要らない(捨てる)」が全部「あげる」です。
頃合いを見計らってこう聞いてみた「〇〇さん、誰にあげるの?」
「こういうのはね、被災地に送ると喜ばれるの」ワタクシ悪いと思ったけどじゃあウチで送っとくねと全部処分しました。
なぜこのようなことをしたかと言うと。。。
黄ばんだりしわくちゃの下着なんて誰もいらない
期限切れ、期限間近の食品なんて野良犬も食べない
自分はもう使わないけど出来れば誰かに使ってほしい、役に立ってほしいという気持ちはわかります、だけど被災地はゴミ捨て場じゃないの。
主人は阪神大震災の時まだトラック運転手でどっかの自治体だか企業だかの救援物資を運んだことがあるそうな、その時運び込んだ先で言われたこと「またゴミや」
もちろん中身はわからないけど「また」って言う言葉通りだったんでしょうね。(これが報道されない裏話ってやつですか?)
これ高齢者だけじゃなく比較的若い人も「被災地に」ってやる人が多いんですが、たぶん本当に役立つもの送ってる人少ないんじゃないかしらね。
東北のあの惨状ですらしばらくしたら店は開いたし今回の北海道でも関西でも「買えない難民」はほとんどなかったはず。
もし本当に何か送りたいと考えるならお金を出して新品を送ればいいと思うよ。
まあ現実的にはこんなこと誰もが知ってるんだと思います、ただ「捨てる」という行為がイヤでこのような行動になってることは往々にしてあると思います、でも20年ぐらい前の冷蔵庫を誰か使ってくれれば、とか30年ぐらい経ってそうなぬか漬けをどっかの料亭が買ってくれないかしらって言うのはどうかと思うよww
しま○らあたりの服とかニ○リの家具もまだ使えそうなんで買取っていうものおやめください、10年前に30万したダイニングテーブルだとしてもそんなシールべたべたではもう価値ないですよ
モノは所有していた人が納得いくまで使い倒してあげればそれ自体の使命は終わりと考えたほうが気持ちが楽なんではないでしょうか?確かにまだ使えるからもったいないと思う気持ちもわかります。
でもお片付けの過程でそれを考えすぎると本来の目的のことがまったく進みませんよ、そっちの弊害のほうが大きい。
※10年前に30万した家具でも1年あたり3万円です、1ヵ月2500円です、日にしたら100円以下ですよ。充分償却できてます
処分するときに「ありがとう」と言って処分すればいいんです。
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最近はメルカリなどCtoCの取引も盛んですから場合によってはガラクタでも取引が成立する場合もあるかもしれませんが、ワタクシは中古の家電や家具のやり取りってババ抜きと思ってます。
テレビなどのリサイクル家電は処分するにも法定リサイクル費用がかかります。
これを省きたいがためにリサイクルショップや個人にタダもしくは数百円で売る、上手くいけば次の人もこうやって手を離れる、でも寿命が近いから完全に壊れる。
この時点で所有してた人はババを引いたということになります。
壊れてない物やまだ多少なりとも使える物をゴミとして扱うよりマシなんですがワタシが言いたいのはその先まで考えて手放してますか?ということです。
とりあえず自分の手から離れて部屋からなくなりゃいいという考え、場合によっては不法投棄や悪意ある輩の犯罪行為に加担することにもなりかねないと思うのです。