前々記事の方お便りの最後にこんなこと書いてありました。
・・・そして不思議な事に、まごのてさんへのお支払と、その後カーペットやら色々補修で、全財産使いきりいよいよ我が家大ピンチかと思いきや、何故か仕事は危ない事は引退しファミレスだけですがお金がたまり、半年でまごのてさんに支払った額くらい貯まりました。…今までゴミ屋敷やしき故の無駄かいかに多かったか、と言うことですね。飲み物ペットボトル、ご飯惣菜、物はすぐ無くしてまた買う等々…。
そして、日々の不安も消え、今は娘二人と、ゴミ屋敷故引き取れなく別に部屋を借りていた猫三匹と、穏やかに暮らしています。
ずいぶん長くなってしまいましたが…何が言いたいかというと。私色々人生の選択は間違ってきましたが、あのタイミングで、まごのてさんに依頼したのは、人生の中で一番正しく、良い選択だったと、思っています。だから、今迷ってる人にも言いたい・・・
部屋をキレイにしたらお金が溜まる、もしくは入る!
このように私たち毎日ドラマに接しながら闘ってます、そんな中でもときどき書くペット問題、これ本当にかなり近い将来大きな問題となって表面化します。
高齢者がペットを飼ってる確率って意外に高いです、お伺いする8割ぐらいのとこで犬、猫、小鳥のどれかがいます、そしてそのほとんどがペットも高齢。
私たちが高齢者宅にお伺いするってことは施設入所とか同居とかの場合で依頼者も身内がほとんどだからペットの行く先も決まってることが多い、でも行政依頼とか後見人依頼の場合ペットのことまで手が回ってなくこちらから言ってはじめて気が付くケースが多い。
かなり前もある病院の地域連携室のケースワーカーからの相談でお伺いしたお宅は犬・猫合わせて5頭の多頭飼い、退去はしないけど退院後快適に暮らせる部屋作りをということだった、入院していた数ヶ月は近くに住む兄弟が餌だけはあげてたという状況、部屋の状況よりもそちらの凄惨さが際だってました、だって数ヶ月餌だけあげて他の世話一切してないんですよ容易に想像つきますよね。
ケースワーカーもこの子たちをどうにかしないと、というのは個人的にはわかってるようですがマニュアルにないから対応のしようがないみたいだった、不自由な生活になるであろう方が暮らすのにペットの多頭飼いはかなり無理があるのは一目瞭然、とりあえずこの子たちの行く場を作ってからでないとお片付けのお引き受けはできないと伝えたのです。
この案件結果から言えばしばらくそのままだった、引き取り手がなかったのはもちろん本人が離すのをイヤがったため不衛生な状況としりつつ見ないふりしてしまった、そして2年強経過した頃特殊清掃を行うことになってしまったのです状況から本人より先に3頭は先に逝ったようでした。
ペットが絡む案件に接するたびに苦しくなる、本当になんとかならないものかとメディアになんとかしろと言ったこともある、実際ロケも行ったけど放送されることはなかった、ディレクターいわくペット問題に切り込むと命いくつあっても足りない、らしい・・・
犬猫保護のボランティアやNPOの尽力だけではどうしようもないとこまで来てると思います、この前東京都の殺処分件数がj去年は10ほどだったと言ってたけど嘘つけ!その分地方はどうなんだ?人しれず山に捨てられてるのはどうなんだ?きれい事じゃなく行政や国単位で考える必要がある時期にさしかかってますよ。
それと部屋を片付けられない人は長毛種のペット飼っちゃダメ、いや長毛だけじゃない飼うことそのものがアウト、はっきり言って虐待と一緒だからね。