2016年8月に書いた記事のリライトです(リライトというか完全に内容変わってます)何故かこの1か月の間にこの記事へのアクセスが急増しておりましたので急遽リライトせよ!と指令が飛んできたので書き直します。3月4月はワタシたちへのお片付け依頼でもいわゆる「夜逃げ」した部屋を片付けてほしいというものがあります。
今の時代は別に夜中にリヤカーに家財道具積んでほっかむりして出ていくなんてせず、昼間に堂々と車に必要な物積んで颯爽と立ち去りしばらくして気が付いたら逃げられていたってパターンだと思います。
夜逃げの理由は何が多いか
夜逃げという言葉自体死語となり、下手すりゃ今の若い人たちは使うことも聞くことも少ないのではないでしょうか。実際この言葉を使う業界は不動産関係と金融関係とその周辺ぐらいではと思うのです。それとて今どき借金苦で人知れず逃げるなんてこともせず、闇金ですら強硬な追い込み(取り立て)はしませんから堂々と(?)居座っていたところでさらわれて沈められるなんとこともありません。
ではどうして家をそのままにして逃げる人がいるのか、それはどんな理由なのかを考えてみたいと思います。私たちへのご依頼の部屋はだいたいゴミ屋敷化しています。まあゴミ屋敷だから私らのような業者に頼んでるんだと思いますので当然と言えば当然です。そこでワタシの仮説ですが、このパターンの場合はかなり早い段階でその部屋を出てるのではないかと思うのです。
早いハナシがゴミ部屋のまま片付けることをせず新たなアパートなりを借りて二重に家賃を払っていたのではないかと思うのです。二重に家賃を払うのですから最初はなんとかやり繰りしていてもやがて破綻します。実際にワタシたちへのご依頼でも二重家賃組はたくさんいますがほとんどが生活が回らなくなってのご相談です。
家賃が払えなくなり、連絡も無視し部屋を開けてみれば人の気配がないから「夜逃げだ!」となってるだけで本人はもうとっくに別に居を構えているのです。他にも逃げる理由はあると思いますがワタシたちが遭遇するのはだいたいこのパターンかなと思っています。