今日はお芝居を観てきました。

まず1本目が「OZの魔法使い前日譚」@王子小劇場 でした。

「OZの魔法使い」というと、これまでにも本や映画やお芝居などでいろいろ観てきましたが。。。。

「前日譚」というのは観たことないよね。。。。

ということもあって、とても興味を惹かれた演目でした。

しかも結構お気に入りの女優さん、杉山華子さん出演とあっては観ない訳には行きませんよね。

気になったのは上演時間が少々長めの140分。。。

普通に終われば問題ないですが、、、

面会とかあるのかなぁ。。。

あったら、後の予定との関係で、、、、というような心配です。

ですが、それはそれ!

まず、しっかり観ましょう!!!ってことですよね。

 

 観て、開演した直後、最初に感じたのは、発声がきちんと出来てるなぁ!でした。

直接お芝居の内容とは関係ないかもしれませんが、小劇場だと、最近発声がきちんと出来なくても聞こえちゃうこともあってか、充分でない俳優さんもいたりしますよね。

この一点をとってもちゃんとしたお芝居をするであろうことが想像出来ました。

やっぱり、どんなにいいお芝居をしても、基本が充分できていないと、感覚的にちょっと1段低い感じになっちゃいますよね。

 

話を戻して、、

ファンタジーというより、政治劇のような硬派なイメージ。

だけど完璧なファンタジー。

元々の「オズの魔法使い」よりもわたし的には好きなファンタジーでした。

ロシーヌとグリンダとオズワルドかなんと言っても秀逸過ぎる!

そして、他国から来た男女計6人が素晴らしくキャラがたってる!

華子ちゃんはロシーヌ役なんだけど、王妃としての心の強さと女性としての強さが最高のバランスで、しかも絶妙に揺れる姿が美しい!

グリンダ役は、多分今回初めて認識して観たんだけど、春名風花さん、スゴすぎる!

私的にはこれ以上ないというぐらい衝撃的に凄かった!

使命と友情と決意と迷いの間を揺れ動くさまが、観たというより直接頭の中に投影されるように入って来た感じ。

ロシーヌとの友情と信頼が悲しいほどに伝わってくる。

オズワスドとの信頼関係は何があっても壊れないはず!

そのオズワルドは二人の女性の間で、周りの人々の間でどれだけのバランス感覚で立っているんだろう。。。 

最高の宰相たる所以だよね!

で、出番は多くないけど、王様が立派!

そうそう最高に優秀な人物が王になるとは限らないし、普通は普通の人が役目上王位に着くんだよね。

そして、自覚する王様はいるかもしれんけど、あれだけ覚悟を決められる王様は滅多に居ないだろうなぁ。

ある意味賢王なのかも。

そしてあの三人。

まぁ、、、これは言わない方がいいかな!

 

約2時間半の大作だけど、大作に負けないだけ、、、どころでは無い素晴らしいお芝居!

是非多くの人に観てもらいたい作品です。

公演は明日(1/21(日))まで、王子小劇場にて上演中です。

 

余談ですが。。。。。

あの後、あの国がどうしたらあの「エメラルドの国」になるのかすっげー気になる!!!

 

もひとつ余談ですが。。。。。

もしかして「オズ」は「オズワルド」のオズ???

 

更に余談ですが。。。。。

あの子の名前、分かっちゃったんだよねえ。。。

出産の前にね。。。

だよね!だよね!って感じでした。