今日もお芝居を観て来ました。
今日観たのは、公演初日にも観た「CHICACO(Team TATAMI)」@キンケロシアター でした。
今日は楽日で、この公演がTATAMIチームの千穐楽公演。
元々はこの公演を観るのが私の予定でした。
初日の観劇は知り合いが急遽行けなくなったとのことで、代理での観劇でした。
こちらは元々澄華あまねちゃん推しだったので、あまねちゃんの扱いで、そして今日は私の元々の計画通り田中愛実ちゃんの扱いでの観劇になりました。
もちろん私もあまねちゃんは何度か観てるので、あまねちゃん扱いで観ることに異存はありません!
さて、今回は2度目ですから、個人については割愛させて頂きますね。
このお芝居のテーマは、私が観たところでは「家族」ってことだと思います。
ちか子さんと親父さんの家族、長女家族、長男家族、次女家族、そして円城寺さん家族。
直接は描かれてはいないけれど、登場人物全員に家族はいる訳で、描かれていない家族にもそれなりの物語があるはず。
でも、今回はちか子さんと親父さんの家族を中心に、物語が演じられていきます。
そしてそれぞれにそれぞれの家族の在り方があるんですよね。
一言では語れないそれぞれの家族の在り方。
でもね、それでも家族はそれぞれが支え合って、それぞれの幸せの形を作り上げていくんでしょうね。
例えば、自分が夫になっていくのではなく、妻によって夫になっていく、妻の方も同じなんですね。
お互いの関わり合いによって、自分たちだけの固有の家族になっていく。
そういうあり方をこのお芝居は観せてくれたんじゃないかなぁ。
もちろん、作り手には作り手の思いがあって、観る方は観る方の思いがあって、それは役者一人ひとり、観客一人ひとり違う思いがあるだろうから、同じお芝居を観ても同じ感想にはならないだろうけど。。。。
私はそんな風に感じたかな。
好きなシーンと言っては何だけど、、、
次女の嫁が夫に対して「その優しさはいらない!」というシーン。
そしてこの前後の場面が、「家族」っていうのを明確にしているような気がしますね。
もうひとつ、円城寺さんの娘さんが「そんなこと望んでない!!」っていうシーンとこの前後の場面。
この場面はある意味、物語のアンチテーゼを示してそれを否定するシーン。
この二つのシーンがあるからこの物語の「家族」っていうのが克明になっていく。
ちか子さんの在り方、お爺さんとの関係も含めて一つの親子関係のパターンを強烈に示しているけど、それがこの物語の中心ではないんだってことを、物語全体を通して言ってるようにも思えますよね。
やっぱり家族って人が生きていくうえで一番基本になる場所だからね。
大事なところだよね。
公演は今日(4/30(日))が東京公演の千穐楽日、このあと16時半の公演が千穐楽公演(team RANTAN)。
どうしても観たいって方は、川崎公演と大阪公演があるので、頑張ってみては???
とてもステキな舞台ですので、観て損はないと思いますよ!!
余談ですが。。。。。
気になったのは最後のシーンで、あの女性確か自費出版の会社だったはず。。。。
なんであの原稿を持ってたの?
あれは自費出版ではないよね??
もひとつ余談ですが。。。。。
愛子ちゃん、いいなぁ。
ああいう風に言えるってすごいことだよね。
お母さんのことを考えれば、あの場でああは言えないような気がする。
そして、それを受け止めた次女の気持ちの素直さが素晴らしいよね!
どちらも母親を見て育ったんだろうなぁ。
愛子ちゃんの母親も、舞台上で描かれたような母親ではなかったんだと思うね!
根っからああいう母親なら、あんないい子には育たないだろうからね!
更に余談ですが。。。。。
長男の嫁、ホントに若女将になった方が良かったんじゃないかな?
あの気遣いは、そして気持ちの強さは絶対若女将向きだと思う!!