今日もお芝居を観て来ました。
今日観たのは「ある母の記録」@コフレリオ新宿シアター でした。
NonoNote.さんの旗揚げ公演とのこと。
多くの劇団の旗揚げ公演を観て来ましたが、今回もすっごくすっごく素晴らしい物語でした。
このクオリティーを維持し続けるのはなかなか大変なこととは思いますが、頑張っていい作品を創り続けていってほしいです。
今回は「ある母の記録」というタイトル。
「記憶」とか「思い出」とか、、ではなく「記録」なのはなんでだろう?という素朴な疑問を持ちながら観に行ったんですね。
多分、あれがそうだったんだろうな。。。。
物語は、ある夫婦に子供ができたところから始まります。
女の子で、母譲りで歌が上手い少女だったようです。
第二子は男の子、妊娠が分かったころ母の乳がんも分かったようです。
多分治療はその時点では上手くいっていたのでしょう、母はその後ほぼ17~8年ほど生きていたようですから。
でも、これも想像ですが、再発し、、、たんでしょうね。
物語はこの間の期間と、その後姉弟が成人し、弟が結婚を決めるころの時期が並行して演じられていきます。
・・・物語は抑揚はあるものの、基本的には淡々と進められていきます。
でもこの「淡々と」が、、、そうですねぇ、、、「小さな宝石を敷き詰めたかのように」小さい輝きではありますが、いたるところでキラキラ輝いているような、決して大粒のダイヤモンドとかのような輝きではないんですが、そういう美しさを感じることのできるような物語でした。
キャスト陣が素晴らしい!!
誰一人を観てもそれぞれが自分(舞台上の役)の人生を生きている。
もちろんそう多くの人が出てるわけではないので、個別の物語を生きていることで物語が出来上がっているというのではなく、この母(、、むしろ娘の方か?)の人生を見つめるというポジションから見た切り口で生きている場面を描いている。
だけど、物語の展開に依存して生きているわけではないのがすごい!!
演出もすごいし、その演出に応えられる実力のある役者陣も素晴らしい!
おいおい!これは傑作なんじゃないか!?
そう思えるお芝居でした。
この舞台には、樋野由樹子ちゃんが出演しています。
彼女は物語に抑揚をつける、、、むしろ、山の場面を高くするようなそういうポジションの娘のいとこ役。
ぴのらしいパンチのきいた演技が、淡々と進む物語をスリリングなシーンを作り出すのにピッタリ!!
長年ぴののお芝居観てきた中で、一番の舞台かもしれないなぁ。。。
正直なところ、ぴののファンという訳ではない私でも、ただぴののお芝居が好きってだけの私でも、、、
今日の(このお芝居の、か?)ぴのは良かった!!!!!
強い女を演じるイメージ(いろいろな意味で)が多いんだけど、今日のぴのは最強だったね(^^)
公演は今日(12/18(日))が千穐楽。
16時公演が千穐楽公演。
このお芝居は絶対に観てほしい!!!!
まだ間に合うという方!!!
急いでください!!
(当日券あるかは、分かりませんが。。。(^^;))
余談ですが。。。。。
どの劇団さんも旗揚げ公演はすっごくレベル高いんです。
でも、このレベルをずっと維持し続けるのはホントに難しい。
やっぱり最初は力が入るんでしょうねぇ。。。。。
力は入りっぱなしがいいとは言いませんがね。
ホントに頑張ってほしいですね!
もひとつ余談ですが。。。。。
旗揚げ公演なので、頑張って作ったんでしょう。。。。
パンフがフォトブックになっていて、しかも装丁も立派でした。
立派すぎて少々お値段が。。。。。
定年して収入のない身には手の出ないものでした。。。。。
サンプル見てないですが、きっと内容も素晴らしいんでしょうね。
更に余談ですが。。。。。
「記録」はあのビデオなんでしょうね・・・・・
千穐楽公演前なので、合っているにせよ、合っていないにせよ、書くのはどうかなぁ、、、、
とも思いましたが、、、、
きっとこのブログを皆さんが読むのは公演後になるだろうなぁ、、、、と思い、書いちゃいました。
これこそ「お宝映像」ですよね。
もしネタバレになっちゃったらごめんなさいm(u_u)m