新型コロナの猛威はまだまだ続きますが、日本の対応はおかしいことだらけで、さすがの「日本愛」あふれる私も怒りが湧くことがたくさんあります。まず新型コロナの検査を保険扱いにします、と早々宣言したのはいいけど本当に通常の保険扱いのため症状があれば検査でき保険も通るかもしれませんが、かかっているかわからない症状ない人は自費になりPCRは2万円程度抗原検査は6,7千円します。2万円払わないと検査できないのであれば誰も検査を希望しないでしょう。どうして無料にしないのか。検査とワクチンを無料にしてはじめて収まる可能性がでてくるでしょうに、「ただ」でなければ受けないだろうという想像すらできない、こんなことすら思いつかない日本の政治家はおかしいでしょう!つい最近千葉県柏市でコロナにかかっていて妊娠29週で早産しかかっている妊婦さんの受け入れ先が無く自宅で早産してしまい赤ちゃんが亡くなった事例がありました。妊婦がかかれば重症化するなんてずっと前から言われているのに、この事件があったから妊婦さんのワクチンを優先的にやります、とつい最近になってから通達が来た。日本産科婦人科学会も日本産婦人科医会もどうして主張しないのか。今ですら「コロナ陽性になった妊婦をどうするか」医師会として方針は決まっていないありさまなのです。現場を知らない保健所に丸投げだけど、保健所だって判断できないでしょう。だから自宅待機の人がたくさん亡くなっています。目の前の患者を診ている医師だけが判断できる。救急隊の方がまだましです。本当におかしなことだらけ。まともな現場の意見を言える専門家を官邸に入れてください。

明け方に仕事(飲食店勤務と報道されている)から戻ってきた25歳の母親が、知人と報道されている預け先から幼い二人の子供を引き取って自宅マンションの駐車場で車内で仮眠した後に、長女だけ連れて自宅に戻った。1才のこども(おそらく寝てたんだろう)を車内に置いて行って30分後に戻ったら子供は死んでいた。母親は逮捕された。知りえた報道ではこうなっている。真相はこれからわかることもあるだろう。が、このニュースを読んで何を思うか。何を感じるか。どんな感想、意見を言うか。で、その人のある意味すべてが分かると私は思う。大部分の日本人は母親を責めるのではないだろうか。しかし子どもの生物学的父親を責める人がどれだけいるか。何とかしなければ、と思う人がどれだけいるか。似たような事件は履いて捨てるほど起きているが、まったく何も対策が取られていないのだ。最大の少子化の問題がここにはあって、人口が減り続ける日本の危機がここにあって、子供を産んでも喜べない現実がそこにはあって、健やかに育つ権利が子どもにはあって、暗くて絶望的な未来しかない予想がそこにはあって、でも誰も真剣に向き合おうとしない今の日本がある。誰が悪いのか。どうしたら変えられるのか。何をしたら変えられるのか。答えを持っているはずであって、そのために力を尽くそうと思っている自分がいるはずだったが・・・。独りではできない。誰と組むんだろうか、という目の前の現実があるだけだ。立ち止まって考える時間とチャンスをもらえているという幸運だけは感謝したい。開業して良かった。

とても不思議に思うことに、毎日外来で患者さんと交わす会話がある。「コロナのワクチンを受けた方がいいでしょうか?」と10人が10人聞いてくる。実は問診票に「かかりつけ医と相談すること」という項目があるそうなので、必ずしもご本人の思考方法のみが問題なのではないのかもしれない。が、「コロナのワクチンを打った方が良いかどうか」と言う問いは「打った時の副反応」と「打たない時には副反応がないこと」を比較して打った方が良いかどうか、自分では判断したくないので聞いている、という事なんだと思う。「ワクチンを打たないでコロナにかかった時の命の危険」と「コロナワクチンを打った時の副反応」を比較したら誰でもワクチンを打った方がましだ、と思うだろうに。同じ価値観では語れないかもしれないが、「女性天皇」「女系天皇」と「男系男性天皇」が是か非かという議論にも同じ匂いを感じる。歴史的に女性天皇は存在するし、母親と娘が天皇になったことも例外的にはある。しかしここで議論すべきは「天皇がいなくなる事態」と「女性天皇でも女系天皇でも天皇がいなくなる事態よりはまし」ということを比較すべきではないかということだ。戦後天皇の存在があれほど日本国民に勇気を与えてアメリカに闘いを挑んだことに懲りたアメリカが天皇を無くすために宮家を廃止して天皇が自然消滅するように画策した、という事実があるにも関わらず、「男系男子のみを天皇とする」というどう考えても現実無理なことにしがみつく理由がわからない。側室制度もなく、じり貧になること確実なことにしがみつき「日本に天皇がいなくなる日」を目の前にした時に、いま議論の中心になっている人たちは反省することがあるのだろうか。日本人とは合理的に考えられない不思議な国民である。

 

新型コロナワクチンを当院の職員全員に打てたので良かったですが、このところ疑問がたくさん湧いています。まずなぜこれほど日本ではワクチンの実施が遅れたのか。コロナの脅威が現実のものとなる時に総理は「ワクチンは確保できている」と言ったのでてっきりオリンピックパラリンピックを見据えて7月までには打つんだろうな、と思っていました。2月17日から打ち始めてもう4か月経過していますがいまだに2700万人しか打てておらずそれは1回目が終わった人の数で2回目まで打てている人はさらに少ない。インフルエンザはほぼ3~4か月で4千万人から5千万人打てているのでどうしてこんなに遅いのか、カタツムリの歩みのようです。しかも大規模接種会場はガラガラで私達も八王子の接種会場に行った時にはガラガラでした。もっとどんどん打ったらいいのでは?と誰でも思うでしょう。また妊婦さんなどの患者さんから「ワクチン打っても大丈夫でしょうか?」という質問の多いこと多いこと「大丈夫か?」と聞いて「大丈夫」と答えて欲しいのでしょうけどそんなことを言える医師はひとりもいません。その質問にたいして丁寧にお答えしていますが「そうですよね。」とすぐに納得されます。お答えとしては新しい感染症でワクチンもデータも十分ないので基本的にはわかりませんが、コロナに妊婦がかかると重症化すること、母子感染がありうること、食品添加物にしてもマイクロプラスチックにしても宇宙線にしても環境的にはリスクがたくさんあってその中のひとつにすぎないこと、ワクチンの副反応とコロナに感染した際のリスクを比較して考えてください、と言うようなことをお答えしています。この程度のお答えで納得されるならあえて医師に聞くようなことなんだろうか。ちなみに「私なら打ちます」と言っています。副反応を気にしているのは世界中で日本人くらいです。

今回の新型コロナワクチンについては疑問も言いたいことも山ほどあるが、そもそも「どうしてそこまで日本のマスコミはワクチンを目のかたきにするのか?」私にはさっぱり意味が分からない。そもそもは子どものワクチンに対する裁判沙汰があって、ワクチンを打つと「大腿四頭筋短縮症」(すみません正確ではないかもしれません)なる病気になる、として国は裁判で負けたのだった。なので、では国はワクチンはお勧めしませんから親が自分の子どもの健康を守るのでしたら自己責任で自分で打ってくださいね、となった。当然のごとくそんな親がいるわけないから子供のワクチンについては後進国になった。その後その裁判を全く忘れたようにマスコミが「日本は子供のワクチン後進国だ」と騒ぎだして、今では公費負担で打てる。何本もワクチンを一度に売っている姿をみて、「あの裁判は何だったんだろう」と私は思う。子宮頸がんワクチン騒ぎも同じでワクチンを打つと若い女性に非可逆的な副反応が出る、ということで7年前にマスコミが大騒ぎをしてそれに小児科、神経内科医が便乗して騒ぎ頸癌ワクチン(HPVワクチン)はほとんど0になった。しかるにこの7年間で世界中で頸癌になる女性は激減し前癌病変である異形上皮すらほとんど無くなった。だが日本では若い女性の頸癌も前癌病変も増え続けている。しかもワクチンを推奨する他国の学者へ日本から多くの嫌がらせメールがあったということだ。これほど恥ずかしい事は無いだろう。どうして学会はそういう動きを封じるために力を出さなかったのか。見て見ぬふりをした。それで今回のコロナワクチンだ。国内で開発生産することは全く考えが及ばず他の国から買う事ばかり考えている。恥ずかしくないのだろうか。やっと分けてもらったワクチンを素早く多くの人に接種する事も出来ず、出来ないことを医療関係者の責任にしているがそんなことはない。医者でなくても打てるし私だって接種に協力すると言ったのだ。日本のマスコミはワクチンへの態度を変えるべきで副反応ばかり強調するな、と言いたい。コロナにかかって死ぬのとアレルギー反応で一時具合が悪くなるのとどちらが問題か。他の国では副反応などで騒いでいない。科学的な記事をきちんと書くべきだ。副反応のみ強調することで誰が得をするのか。頭を冷やして考えたらいい。

以前から言われていた事ではあるが中華人民共和国が一方の覇権を取ろうとしていて米国の覇権に挑戦状をたたきつけている。日本は直近の2+2で米国寄りに舵を切った。どちらにも良い顔をすることは出来ない。試金石は台湾有事だろうか。急激に世界が二分されてきている。どちら側に付くのか。踏み絵を踏まされて行く国が沢山出るだろう。私には「自由」が何よりも大切な価値観なので、多少のまずい点があったとしても今の日本の立ち位置を支持する。最近感じていることは若い女性の逞しさとか賢さが嬉しいと言う点だ。若い人は就職氷河期もあり景気が良い時代を経験していないので甘く考える習慣が無いように思える。だからこそ「損得」しか考えないところもあるが、そこで「出産したら得だよ」と訴えかけるしかない点でもあるかもしれない。何が得で何が損なのか。損しても取らなければならない価値観があるとしたら何なのか。国だけではなくひとりひとりが問われている厳しい時代が今なのだろう。お互いにエールを送って励まし合おう。そうすれば何倍もの力になると信じて。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長が女性蔑視発言で世界中から批判をあびて辞任することになった。辞任は当然だが引き留めた人も多くいたということなのでこの構図は今のままでは繰り返されることだろう。そもそもの問題は日本の女性の置かれている立場が「専業主婦」でいることが「お得」になるようになっているからだということにそろそろ気づいた方がいいのではないか。それを根本的に変えなければ男性の意識も変わることはない。存在が変わらずに意識だけが変わることはない。「男性が働き女性が家を守る」仕組みそのものがいざ離婚してシングルマザーになった途端に貧困に落ち養育費ももらえず子供に高等教育を受けさせることも出来ず貧困が連鎖していくことにつながっているのだ。夫が先に死んだら年金だけでは食べていくことが出来ないし子どもの世話にもなれないから高齢女性の貧困につながっていく。「扶養の範囲内で働くこと」で誰が得をするのか。景気の調整弁として低賃金のパートで働かせることで誰が得をするのか。今までであればそれは雇用主であり社会だったかもしれないが労働人口が減っていく現在では誰も得をしないかもしれない。しっかり働いて税金も払う代わりに年金ももらって生きていけること、これを「自立」と言う。子どもは親始め周囲に愛されながら育つとしても、そのためのお金はしっかりともらおう。男も自分の子どもであればあわよくば逃げられる、のではなく子育ての責任は取ろう。子どもは社会が育てていく仕組みをつくろう。そのために法律を変えよう。そうしてはじめて森会長のような発言は無くなるのだと私は思う。

東京オリパラピックの森会長による女性蔑視の発現が国内外から批判の嵐にさらされている。マスコミはやっと日本の女性が置かれている地位が世界でも極端に低い事などを大きく報道するようになった。がこのような問題は常に起こるが解決されることなくまた忘れ去られる。今まで幾度も繰り返されて来た光景にうつる。私は長年女性の生き難さについて真剣に考えてきて1つの結論に至っている。つまり「働く夫と専業主婦」のモデルは世界的にはもう存在していないし日本でも無理なのに、いまだにそれに沿った法律や日常的慣習が変わっていないので問題が解決しない、という事実なのである。一人の男が稼ぎ出すお金で無職の女性一人を養い子供に高等教育を授け生涯年金をもらって安心な老後を送るのはもう無理なんだということである。そんな高額な給料を企業は世界と闘って稼いで社員に払い続け、主婦の分までも医療保険も年金も負担するのは無理なのである。女性も「3従の教え」ではないが幼い時は親に従い結婚して夫に従い年を取ったら子供に従って一生を終わることなどできない。夫は妻を養えないし子どもも母親の分まで稼いで食べさせてくれ死ぬまで面倒をみることなどできない。子どもだって自分のことで精一杯なのである。どこからどう考えても女性は自分で自分のことをするしかない。つまり働いて経済的にも自立して生きていくしかないのである。誰も助けてくれないし養ってもくれないことに気が付くべきだ。そしてそう生きていく時に何が邪魔をしていて何が足りないのか、変えるべき法律は何なのか。子どもを育てるのは誰なのか。すべての議論はここから始まる。遠回りのようだが「急がばまわれ」だと腹をくくって変えていかなければ私達にとっても日本にとっても未来はないだろう。

 

 

 

 

 

おそらく歴史上で最も豊かで軍事力のあったアメリカとまともに闘ったのは日本だけだが、そのアメリカにしても日本の強さには舌を巻いて二度と日本とは戦争したくないと考えたらしい。そこで二度とアメリカに刃向かう事が無いように秘策を練った。WGIPもそうだが、将来天皇が居なくなるようにと11あった宮家をすべてつぶした。そして当時産児制限運動を展開していた加藤シズエを援助して国会議員になるように仕向け支援した。加藤シズエは日本女性ではじめて国会議員に最高得票数で当選した立派な方ではあるが、加藤が創設した「産児制限普及会」はアメリカ人のクラレンス・ギャンブルから寄付を得ていた。もっともギャンブルはアメリカ人が日本民族を減らそうとしていると思われたくないという理由で資金源を秘密にするように加藤に要求したらしい。産児制限で高名なマーガレット・サンガー夫人も加藤に協力した。彼らが現在の日本の異常なまでの少子化を予測していたかはわからないが、今のままでは天皇には確実に後継者はいなくなるだろう。側室制度もなくワンポイントリリーフとしての女性天皇も認めなければ確実に天皇が居なくなる日が来るだろう。男系天皇のみを声高に主張する方たちは目の前の現実が見えないのか。男系と女系を同等に比較し議論しているのではなく、天皇がいなくなる日がくることを想像しなくてはならないのに、このままでは戦後のアメリカのもくろみは確実に成功しつつあると言える。せめて少子化については日本の女性たちが力をあわせて闘わなければならないだろう。時間はないが。

 

令和3年の年が明けました。おめでとうございます。今年が良い年になるといいのですが新年早々コロナがますます増加していてがっかりしますね。これ以上個人としては自粛のしようがありません。政策として緊急事態宣言をしてもらわないといけない局面に来ていると感じています。日本医師会、東京都医師会がこれほど警鐘を鳴らしているにも関わらず、政府の動きが鈍いことで益々感染が広がって収拾がつかなくなる事態がすぐそこまで来ています。誰でも感じていることではないでしょうか。中途半端な対策が一番良くないですし、一度完全に危ないところを制限してそこに税金をつぎ込んでくれた方が結果として早く安くでき、経済も回復できると思います。感染症の専門家ではないですが、専門家の言っていることや当初発言力があった生粋の専門家の先生方がいつの間にか表舞台から消えて、経済界の重臣の方の言う事ばかり聞いていたことが現在の状況を生み出してしまったと思います。結果論ではありますが、台湾とかニュージーランドのやり方は島国だからできることですが、日本でも出来たことですし、今となっては無理でしょうけど返すがえすも残念です。「改めるに遅すぎることはない」ということわざの通り今からでもやって欲しいですね。