執事、クソガキと戯る‥ | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~
「おいで」とでも言うように
差し伸べられた白い手
気付けば
白侶の腕の中
夏の戯れ
子供の頃よく
こうして抱っこされてた
私を甘えさせてくれるのは
白侶だけだった
細身に見えて
実はシッカリした白侶の肩
その肩に
腕をまわして寄りかかると
それを合図に
静かに腰に添えられる左手
ふわり鼻先に香る
荷葉の香
(夏の焚き物)
俺ね、白侶の香の匂いが好き
お前センス良いよねぇ♪
・・・香だけ、ですか
俺の指に自分の指を絡め
己の唇へ運ぶ
白い執事
その視線は真っ直ぐ俺を見る
なかなかに
艶のある声と仕草だった
まさに俺好みだ
だけど
え、引くw
女の子に
やってもらいたかったわ
∑めっちゃ攻めるやん立花さま!
∑も、諦めろって!
∑遊ばれてるって!
その辺の女なら
コレでイチコロなんだろうけど
白侶、女千人斬り(笑)だから
俺はお前を袖にするのが何より楽しいんだ
スマン