もの思う今朝は・・・..① | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

【今朝】




白侶の夢を見た。

いつも側に居るから、彼を夢に見るのは珍しい事だった。


夢の詳細は覚えていないが、兎に角───「白侶がいない───という内容だった。



「いない」というのは「私の側に」という意味で。
夢自体は、『白侶が私じゃない誰かと一緒に歩いている夢』だった。


しかし私は、その『誰か』の顔も知らないし、白侶の姿も直接見た訳じゃない。


説明しにくいが、

“感覚だけが伝わってくる夢”、とでも言うのだろうか。



川を挟んだ対岸を、

私じゃない誰かの側で、

いつも私にするように、

甲斐甲斐しく面倒を見ている


という、感覚だけが伝わってくるのだ。




殺したくなるだろう?あのバカ



私じゃない奴の荷物を持って、
私じゃない奴の「いつもの定位置」に立って、

私じゃない奴に笑ってる。


正直、白侶の笑った顔なんて怖くて想像もしたくない!

にこにこ笑う様などは「ホラー」以外の何物でもないだろう。


でも!!



ムカつく。^_^







────あの夢の中で。

もしも私に、大木を持ち上げる力があったなら・・・・・。


私は間違いなく、白侶の顔面ぶん投げていただろう!


『この、クソッ!!!』

と、言わんばかりに。




まぁ、白侶の事だから?


そんな事をしようものなら────


後生大事に護っていやがる「何処の馬の骨とも知れない奴」の為に、

そのを私に向けてきただろう。
・・・っつか、そんな顔されたの時点で俺あいつの主人じゃなくね?





あながち、外れてもいない私の予想。
正直、正夢になりそうなこの感覚・・・


白侶にそんな目を向けられたら、自分は果たして、立ち直れるだろうか?



想像してかなり心が折れた。orz下

イライラ”を通り越して絶望しかない・・・どーん










────でも、その夢が私を怒らせたのはそれだけではない。



夢から覚める直前の事だ。


私は、何を聞いたと思う??









貴方は、孝姫殿を選んだではありませんか..







はぁ???



夢から覚める直前。

私の耳には確かに、そう届いた。











────お陰で・・・







最上級のクソッ(怒)!!!


んだと同時に自分は、
左手で畳をり付けて目が覚めた。



実際、「最上級の」と叫んでいたは定かでないが(笑)

少なくとも、
怒声を上げて畳を殴ったのはガチ!www












きっと自分は、この時まだ、高を括っていたのだ。


あれは夢だと。
しょせん夢だ、と。




その後、自分が言い放った一言で、


取り返しが付かない事になるとは、思いもせずに・・・・・・・