【自己紹介】、自己嫌悪w.. | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

改めて自分の事を説明しようと思うと、結構、ってか大分、抵抗がある。

何て言うか、どう説明したら良いのか解らないのだ・・・。




理由は簡単。
リアルに、頭がおかしい人が言う「設定」的生い立ちだからだ。

嫁にも、会った当初に『中二病の人』かと疑われた(-_-;)



こんな言い方はアレだが、

我が家の生業や私の生い立ちは、説明したとしても一般人には絶対に理解されないと思う。



そもそも、このブログ自体かなりの冒険心で書いている。

迷惑が掛からないよう、知り合いの顔もなるだけ出さないように気を付けたり、検索避けにも注意している。






私が最初にブログを始めたキッカケは『自分と似た境遇の人を探すため』だったが、これが案外・・・・・・いない。

近いところで叶姉妹くらいだった。


・・・複雑な心境になって、泣いた。





でも、

今では自分が生きてみたかった世界にいる人達のブログを探して読み歩くのが、趣味になった。





暖かい家庭に家族、「お母さん」が作る料理の写真。
陽だまりに寝転ぶ猫や、自由な大空の写真。

趣味のギターに、ママさん達の子供の成長記録。




ある人のブログの写真には、私が一度も食べたことの無い母の味が載っている。

安全を考慮し、白侶が作った精進料理しか食べた事のない私には、「母の味」はまだ見ぬ夢の味。
毎回、写真を見る度にほっこりする。


そして、その度に羨ましさと憧れを抱く。


湯気の立つ白いご飯に味噌汁、茶色い煮物と色鮮やかなお新香。
『余り物で』という言葉をたまに見かけるけど、逆になんか、それがあったかくて凄く好きだ

自分はその光景を「知識」としてしか知らないけど、ここに来ると、それらをすぐ側に感じることが出来る気がして堪らなくなる。




猫も、飼ってみたかった。
式神の猫なら二匹いるけど、可愛いけど、奴等は普通の人の目には映らない



大空も、子供の頃に散々見上げた。

いっそ何もかも投げ出して、自分の過去世も、血も、記憶も、全て捨てて逃げてしまいたかった。


自由になりたかった。


結局、自分がしてきた事に対する皆からの感謝、「ありがとう」という言葉が重くて捨てられなかったけど




中学生の時、一般人に紛れれば今の境遇を抜け出せるかもと考えた事がある。

自分はずっと、日本画家になりたかった。

前世の知識を活かして、考古学者にもなりたかった。

その時代をリアルタイムで見ていたので、小学生の時には大学教授が知らない歴史も淡々として語り聞かせ、ある教授の論文にも貢献した。




趣味と言えば、自分は子供の頃からずっと「仕事」しかしてこなかった。

篠笛や龍笛、琴、三味線、舞も、「神々に献上する為」に練習させられていたものだったが、あれも趣味と言えば趣味だったのだろうか。

篠笛に関しては実家に帰った際に、友人の妖と一緒に音色を合わせた事があった。
懐かしい。

・・・もとはと言えば仕事で覚えただけの物だったが、喜んでくれたから、あれは嬉しかったな。




「子供の長記録」。

今では自分も人の親だが、出来ることなら私も、弟のように母に愛されたかった。


自分は生い立ちのせいで白侶や知り合いの神々、妖によって育てられた。
人間の教育は白侶が、あの世この世の理や陰陽その他の術は、友人である妖や稲荷、古い神々に教わった。

愛情は白侶が与えてくれた情や、友人である神々からの愛情しか知らない。


私は一族にはあまり愛されなかったが、人外には『橋渡し』故か、大いに愛された気がする。


・・・家族の“愛”は、自分が知るにはちょっと今世、縁が無かったようだが







───結果として、


自分はほんの少し、人とは違う道を歩んでしまった一人の人間だ。


霊能者も一族の者も、神も妖も死者さえも、私を「人間」とは思ってくれていないけれど・・・




でも、

説明すると、自分はこんな感じの奴です




・・・ね?

よく解んないでしょう(笑)






もし質問があれば、今回に限り『メール』でお願いしますm(__)m

ただし、返信は2月以降になると思います。



仕事に関してはブログに載せているもの以外、聞かれても何も答えません。
何と思われても、何と言われても、普通の人には踏み込んではならない“領域”というのがあります。

そこはお互い様かも知れませんが、見えないからこそ恐ろしい相手というものがいます。

触らぬ神に祟り無しではないですが、「死にたくなければ踏み込むな」、です。