しつこくも日弁連会長選挙である。
昨日、僕が「日弁連会長には高山俊吉さんを当選させよう!」というブログを書いたから、やっぱり朝イチで、「ブログに「高山俊吉を当選させよう」というようなことを書かれていますが,当事者以外でネットなどで応援するのは選挙違反になるのではないでしょうか。差し出がましいとは思いましたがお電話しました」という電話が、中本和洋先生の選挙団体の中心メンバーの先生から入りました。
あいにく僕は家裁で家事調停でしたので、不在でしたが。
うーん、たしかに日弁連の選挙規定ではビックリするほど厳しく厳格に、インターネットでの選挙活動が制限されている。もとより口をつぐんで議論をしないことが良いことで、例外的に候補者だけがインターネットで一方的な情報発信ができるというような内容。
日弁連は、民主主義における選挙活動や政治活動の自由について、議論を封じ込めることが公平な選挙だと考えているのだろうか。日弁連は国政選挙や自治体の選挙でも同じような認識なのだろうか。日弁連ってそもそも団体なので、認識って誰の?ナニ?なんだけど。
日弁連のこんな選挙活動制限の規約って憲法違反じゃないの?とかボンヤリ思いつつ、ブログを消したほうがいいのかなとか。彼氏のパンダ吉田さんなんかは、僕が信念でやってるのではなく、目立ちだがりでやっていると知っているからこそ、「めんどうにならないうちに消しなよー」と思っているかもしれない。
目だけ出してるパンダ吉田さんである。
一方で僕のブログを「純粋な正義感」という表しをした方に対して、僕のことを本当によく知ってくださってる先輩の弁護士さんが「ミナミには欲はあるけど正義感はない」と言って、それがドンピシャではある。
例えば、中本先生が日弁連会長になったあとで、自民党政調会長の稲田朋美さんから中本先生に「自民党でLGBTの勉強会をするんですけど、弁護士会からどなたか同性婚のこと話せる人いませんか?」なんて話が来たときに「僕の地元の大阪弁護士会で、ゲイをカミングアウトしてる弁護士で、同性婚の本まで出したカップル弁護士がいますよ」と言ってもらえたらなぁ、とか思うわけじゃないですか。
でもまぁ、「日弁連会長には高山俊吉さんを当選させよう!」なんてブログを書いたようなヤツでっせ。冷や飯というか、もう主流派の敷居はまたがせてもらえないかもしれない。キングメーカー派閥の春秋会からも追い出されるかもしれない!(メーリングリストは自分で抜けたけど)
春秋会の先輩で尊敬する先生に「先生に日弁連の会長になってもらいたかった」とSNSで言ったら、「私にはお金がないからムリー」という答えがあって、やっぱり日弁連の会長ってお金なのかもしれない。
ここは、全てを消して大人しくすべきか。そんでもって、土曜日の東京での日弁連の会長選挙での公聴会に行こうかなと思っているのだけど、質問したい場合は2日前までに質問事項を提出せよとなっている。
その場で話を聞いての議論はさせてもらえないのかしら。大阪だと、その場で挙手しても発言と質問ができたけど東京は?
「ファックスで質問事項を出していいですか?」と聞いたら郵便で原本を出せと言われました。
ますます議論させない議論できない日弁連の会長選挙。そう、これを「選挙」だと思うからイケないんですよね。
「選挙」というネーミングではあるけれど、選挙が始まるまでに誰が会長になるかは話し合われて、候補者は一人に絞られて、その引き継ぎのための儀式なんで、議論をするのがおかしいということかしら。
で。だからまぁ、けっきょく選挙が終わるまではピリピリして電話がかかってきたりするんだろうけど、選挙が終わって中本先生が当選したら、たぶん「いやー、南くんも跳ね返っていたね」という感じにだけなってなんかな。逆にこれで、なんていうか、事務所の前に菊の花とか嫌がらせで置かれるとかのほうが、おかしいもんね。
ところで、この看板もかわいい。最近、僕は自分がパンダが好きなのか、ブタが好きなのかわからなくなってきました。今日はお腹の脂肪を減らしてクビレを作るというマッサージの道具が届きました。