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南森町の「なんもり法律事務所」の弁護士の南和行のブログです。同性愛を公言するカップル弁護士,弁護士夫夫です。
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お土産に道ばたで引っこ抜いた花から少し、ダイニングテーブルに飾りました。


僕はデモにも行かずなのてま、ブログにあれこれ書くのは自己満足で恥ずかしいと思って、そんな僕はヘラヘラしたことを書くべきが本筋なんだと思う。


でも、彼氏の吉田パンダさんのお腹の風邪がエラい重症で、ついに発熱も38度5分。お粥を食べただけでしんどくなる。かわいそう。


隣のベッドで布団から顔だけ出して赤ちゃんみたいにフーッと鳴いている。


意外と僕は、身体は丈夫で、そんなに風邪ひいたり熱出したりはしない。ただ疲れると頭がワーッてなって、車の運転とか、スケジュール管理とか、もうダメになって、それはそれで体調崩してるようなもんだ。


で、もう昨日くらいから僕も車の運転とか全然うまくできなくて。これって、自分の中ではヤバイ傾向なのである。何かやっぱり、心がガックリきているから、そういう症状なのだ。


だって憲法で選ばれた内閣と国会議員が憲法違反の法律を成立させたんだもん。てことでやっぱり思っていることを無責任に書く。


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ちなみに写真は炊飯器のお粥モードで炊き上がったお粥。パンダ吉田さんはここ数食はお粥のみである。


憲法で選ばれた国会議員と内閣が憲法違反の法律を成立させるまで、自民党と公明党を暴走させた民主党と社民党の責任は大きいと本当に思う。民主党は言わずもがな政権交代のあと、野田内閣でのどうしようもない政策転換。


民主党の政権交代は、明らかにリベラル政権への期待であったのに、けっきょく対案だとか現実的だとかの言葉を自分で作って自分で踊って自滅して、世の中には保守しかないような雰囲気を作ってしまった。


民主党がリベラルな姿勢を、人権と平和を大切にする姿勢を、本気で貫け通していたとは見えない。僕は今でも疑わしい気持ちだ。党全体が風見鶏的である。議員や候補者なのに、世の中の雰囲気を読んで最後にしか自分の意見を言わないような人が多い印象だった。ちなみに僕は民主党のサポーター登録しているから代表選挙には投票した。


そして社民党。僕は社民党員で毎年毎年、ほんとちゃんと党費まで払っている。社民党LGBTグループという内部組織にも事務局長として参画している。福島瑞穂さんとも顔見知りだ。


福島瑞穂さんが党首の時、民主党の連立政権から離脱したのは間違いなかったと今でも思う。辺野古を沖縄を裏切らない姿勢を示した。


だけど、その前身、社会党のとき、どうだったのか。万年だけど確実な最大野党であることの驕りしか見えなかった。そんな中で、「自分だけは勝ち残れる」というような浅はかな読みで、衆議院選挙での小選挙区制導入を推進した。


この小選挙区制度によって、自民党だけが半永久的に強い国会のアンバランスと、平和の党を標榜しながらももはや自民党と離れることができなくなった公明党のジレンマという、どうしようもない固くカチコチに燻った現状になった。


民主党も社民党も、なんだかんだと自分たちだけはなんとかなるという浅はかな驕りがあって、それはけっきょく誠実にそれぞれを支持している民衆への裏切りでもあった。


もちろんそんな民主党や社民党の裏切りなんて、自民党や公明党の裏切りに比べたらカワイイもんである。しかしそれは、それは民主党も社会党が、支持者を裏切りつつ自分たちも一緒に政党自身が沈没したからだ。


今回の安保法制の土壇場での民主党の議員の演説や討論を聞いたとき、ひとつひとつの言葉はその瞬間として胸に響く。けれど、やっぱり拭い去れないのは、「じゃぁなぜ?ここまで?」とい裏切りに思いだ。


大阪を見てみると、民主党の議席は大阪府議会は1議席、大阪市会はゼロだ。実はこれはちょうど15年くらい前の社民党とほとんど同じ数なのだ。民主党は、社会党とは異なる対案と現実を語れる風情で登場してみても、けっきょくこんなモンなのだった。


大阪で人権や労働の現場で社会党、社民党、そして民主党を応援し、お金や時間を使ってその選挙活動をしてきた人たちは、フワッと議席だけあることに満足慢心している議員たちに、散々裏切られてきた。それでも議員がいれば自分たちの現場の思いを法律や政策に反映できると信じていたのである。


でも、議員がフワッと議席がなんとか繋がればとやっているから、こうなったのだ。だからこの前の総選挙でも大阪では、公明党と共産党の一騎打ちというような選挙区まで出てきてしまった。


大阪の話をすると果てがないけれど、こんな民主党や社民党が、今さら、安倍政権打倒とどこまで真剣にできるだろうか。特に民主党には、まだまだ疑いと警戒心を拭い去れない。


民主党というよりも民主党の議員や候補者たちにである。


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お昼にいただいたポンジュース。上等のグラスだとトレビアーン。でもスペイン料理だったのさ。


そこで日本共産党。僕は日本共産党の同和問題(部落差別)に対する考え方について強い反対意見を持っている。それに、家族のあり方や性の問題については、日本共産党はむしろ保守的ではないかと感じることもある。


公共工事や大企業に対して日本共産党のいう批判は必ずしも正しいとは思わない。


しかし、人権や平和を大切にして憲法秩序を維持するという姿勢は共鳴する。また個々の議員や候補者について、魅力のある人も多いと思う。


僕は日本共産党に対して僕は総論賛成で各論がときどき反対である。


しかし日本共産党の、憲法秩序を守ること、日本が外国の戦争に加担しない国家であることについての姿勢は、本当に揺るぎない、群を抜いてシッカリしたものがあると思う。


今回の安保法制でも、これだけ民衆の中に反対行動が広がったのは、日本共産党がこれまで社会に向かって行動を呼びかけ、常に戦争批判の姿勢を示していたことが大きいと思う。日本共産党の活動は人びとの心に届いていたと思う。


もちろんデモの参加者は日本共産党の支持者だけでない。いや、むしろ日本共産党の積極的支持者は少ないだろう。デモ参加者の多くは無党派だと思う。


しかし日本共産党が作ってきた土壌があるからこそ、今において民主党なんかも、憲法秩序の維持にドーンと軸足を置いた姿勢を示せるのだと思う。


日本共産党が他の野党と、いよいよ選挙協力をするとのことである。それは日本共産党が変わったのではない。民主党や社民党がようやく自分たちのノンキと慢心に気付いたということだ。


選挙協力をするなら、日本共産党の候補者や議員を中心に進めるべき場面も必要だろうと思う。民主党はまさか此の期に及んで、数の上での野党第一党であることの驕りに駆られて、民主党の候補者や議員を優先などと言わないだろうな。


民主党は、今こそ勇気を持って、妥協と妥当のフニャフニャ路線を脱してもらいたい。風向きを見て最後まで自分の意見を言わないような候補者は立てないでもらいたい。


中道というのは「アナタ色がワタシ色」のフニャフニャを許すということではない。明確な意思とポリシーを示してこそ、安定して中道に立てるのである。民主党は意思を持った中道をキッチリ示すべきではないか。


民主党や社民党は、これまで人権や労働の現場からたくさんのお金を、そしてたくさんの人力を拠出させ、それで生きながらえてきたのだ。そのことも誠実に受け止めるべきだろう。